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今月1日から65歳以上の高齢者と60~64歳の基礎疾患のある人を対象とし、新型コロナワクチンの定期接種が始まった。
実は今日はこの件に関する話題がなぜか3件も飛び込むという大波乱の1日だった。
1つ目は産経新聞がレプリコンワクチンの危険性を、おそらく大手メディアで初めて報じたということだ(名古屋のCBCテレビ、神戸のサンテレビなどは以前から警告している)。
今回の定期接種では5種類のコロナワクチンの投与が予定されているが、1種は不活化ワクチンであり、何十年もの歴史を持つ、比較的安全なワクチン、3種は新型コロナの登場とともに長い時間をかけて治験することなく、見切り発車のごとく始まったmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、そして残る1種が自己増殖型mRNAワクチン、つまり投与されたmRNAが体内で自己増殖する、レプリコンワクチンである。
日本ではmRNAワクチンによって既に驚くべき健康被害が出ている。
インフルエンザワクチンとの比較では、65歳以上の死亡認定者数が100倍以上なのである。
インフルが2012~2021年の約1億8000万回の接種で死亡4名であるのに対し、新型コロナのmRNAワクチンは2024年3月19日までの約1億9000万回の接種で527名である。
これだけでも由々しき事態なのに、さらに危険と考えられるレプリコンワクチンの接種が始まったわけである。
自己増殖がどれくらいの期間続くのかが不明であること、臨床試験で起こった副反応が従来のmRNAワクチンよりも重いことなどが、より危険であると推測される理由だ。
そして臨床試験の行われた、アメリカ、ベトナム、日本などのうち、承認されたのは日本だけであることもよく考えたほうがいい。
なぜほかの国では承認されなかったのだろうか、と。
産経新聞では新型コロナワクチンの定期接種でレプリコンワクチンが新たに加わり、波紋を呼んでいるとし、一部の美容院やクリニック、全国で500店舗も展開しているホット・ヨガスタジオなどがレプリコンワクチンの接種者の入店お断りを表明している状況が説明される。
こうした背景には8月7日に日本看護倫理学会による「自分のみならず、非接種者の家族や周囲の人々にまで影響を与える可能性がある」という緊急声明があるという。
私は確認のため、日本看護倫理学会のホームページを訪問してみたが、該当する文章は見つからず、「シェディングの問題」として「レプリコンワクチンが『自己増殖するmRNA』であるために、レプリコンワクチン自体が接種者から非接種者に感染(シェディング)するのではないかとの懸念があります。」とだけある。
どうして産経新聞との違いが発生したのかわからないが、ともあれmRNAワクチンに用いられているm RNAとは、新型コロナウィルスの表面にあるスパイクタンパクの遺伝情報である。
その部分の遺伝情報だけであり、ウィルス全体の遺伝情報ではない。
そういう意味でレプリコンワクチン自体が接種者から非接種者へと感染するとは私には考えられない。
なのにどうして、本体が自己増殖するから、本体が他人に感染すると結論してしまうのだろう。
もしかしてこういうことだろうか。
日本看護倫理学会はmRNAが自己増殖することをウィルスが自己増殖することと同列に捕えている。
だから体内で増殖したウィルスが咳やくしゃみなどの飛沫に乗じて他者に感染するように、増殖したmRNAも他者に移る、と。
その解釈が美容院やクリニックの接種者お断りにつながったのかもしれない。
そして本日、2つ目の驚きはレプリコンワクチンを製造し、販売している、MeugiSeikaファルマの小林大吉郎社長が、まさにこの「日本看護倫理学会」と「mRNAワクチン中止を求める国民連合」のそれぞれの代表者に法的措置を講ずると表明したことである。
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