… … …(記事全文2,117文字)この度、ハート出版の『復刻版 女子礼法要項』の解説を書かせてもらった。
以前、同じくハート出版の『復刻版 国民礼法』の解説を担当したことによる。
『国民礼法』が国民学校の小3から小6の生徒を対象にするのに対し、『女子礼法要項』は高等女学校の生徒、つまり現在の中1から高2にあたる女子生徒を対象としている。
後者は前者の続編なのだ。
『国民礼法』では、国家や国旗、皇室について、言葉は優しいものの子どもだからといって決して妥協することなく、その本質が語られる。
『女子礼法要項』においてそれらはさらに詳しく論じられるが、今回読み進めるうえで常に頭にあったのは、ここで述べられている一般的な「礼法」が、はたして単に社会生活を送るうえでの常識であるのか、それとも日本人が古来から持っている美徳や、少し大げさに言うなら武士道の精神の側面が大きいのかということだった。
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