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先日、インターネット放送、チャンネル桜の「女性運動の現在、未来」と題した討論番組に出演した。
テーマが私の専門ではないし、さてどんなことを述べたらいいのかと困っているうちに当日を迎えてしまい、行きの新幹線の中でその日のお昼の生放送、「front japan」をタブレットで視聴した。
すると、高山正之先生が興味深い指摘をしておられた。
先生は男と女の違いについてまず、胎児のときに何らホルモンの作用が働かないと女の体と脳になるが、ごく初期の頃、男性ホルモンのテストステロンを浴びると男の体と脳になるということを説明し、男が男となるためには原型である女を男性化させるというステップがある。
その際、男にしかない性染色体Y上にある遺伝子で、男性化の第一のスイッチ(SRY、Y上の性決定領域)がオンになるところから始まる。
これがオンになったことで次の遺伝子がオンとなり、そのまた次の遺伝子がオンに……ということが繰り返され男性化が始まる。
このように男はわざわざ原型を男性化しないといけないし、そのためには多くの遺伝子を次々とオンにしていかないといけない。
そういう意味で男は女よりも不完全で不安定な存在だ。
おおよそこんな意味のことをおっしゃった(ここでは私がだいぶ補足した)。
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