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藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)

藤井聡

自民総裁選「高市一択」な7つの理由

高市早苗氏が、自民党総裁選の出馬を表明されました。

 

これで、総裁選候補として名前が取り沙汰されている以下の5人全員が出馬を表明された事になります。

・高市早苗

・小林鷹之

・小泉進次郎

・林芳正

・茂木敏充

 

これらの内、どなたが自民党総裁に相応しいのかの選挙戦がこれから戦われる事になるわけですが、当方はこれまで京都大学の都市社会工学専攻における教授としての学術研究、ならびに言論誌表現者クライテリオンの編集長としての言論活動の双方を踏まえ、圧倒的な格差でもって「高市一択」であると考えています。

 

その理由については、当方のTV番組『東京ホンマもん教室』(https://s.mxtv.jp/variety/honmamon/)で

『総裁選「高市一択」な7つの理由』

と題して詳しく論じた内容を、今週土曜日9月20日午前10時から放送&Youtube配信する予定ですが、ここではそこで論じた、以下の「高市一択な7つの理由」をご説明差し上げたいと思います。

 

高市一択な理由(1):積極財政

高市一択な理由(2):野党連携

高市一択な理由(3):破壊的改革回避

高市一択な理由(4):トランプ連携

高市一択な理由(5):対中均衡

高市一択な理由(6):対等外交

高市一択な理由(7):世論の支持

 

まず、第一の理由は「積極財政」

 

 

全候補者の中で、国民を、そして国家を救い出すために必要不可欠な積極財政を最も明確に主張しておられるのが高市氏です。

例えば、玉木氏が主張している、自民・公明・国民の「三党合意」による「178万円への年収の壁引き上げ」による所得税減税を明確に打ち出し可能なのは、高市早苗氏を置いて他におられません。

 

これに加えてができれば、日本経済は大いに活性化し、あらゆる問題が緩和・解消していくと同時に、積極財政派に対して最も懐疑的な「緊縮派」にとっても、極めて肯定的な帰結をもたらします。すなわち、財政が抜本的に健全化するのです。

 

「経済財政無くして財政健全化ナシ」である以上、高市氏の積極財政だけが、長期的、本格的な財政健全化をもたらすのです。

 

この一点を考えるだけで、「高市一択」と言うことが出来るほどの協力な理由と言えるでしょう。

 

次の第二の理由は「野党連携」です。

国民民主の玉木氏は筆者に何度も「緊縮財政の総裁とは組めない」「積極財政を明確に打ち出さなければ、組む事はできない」と主張されています。

 

その言に基づくなら、高市氏の積極財政論でなければ、自民党は国民民主と連携した政権運用ができない、という事になるわけです。

 

国民民主との連携を図る上でも「高市一択」となるわけです。

 

第三番目の理由は、「破壊的改革回避」です。

 

高市氏の協力な対抗馬は小泉進次郎氏ですが、彼は上記の様な実に様々な「改革」を主張しています。実態を知らない多くの国民は、こうした諸改革がどれ程巨大な公益被害をもたらすのか、理解されていない方は多いのかもしれませんが、現状を知る関係者にとっては、背筋が凍るほどに恐ろしい破壊的改革ばかりなのです。

 

もしも小泉・高市の決選投票となるなら、こうした破壊的改革を避けるには「高市一択」と考える他ないわけです。

 

以上は内政についての理由でしたが、以下は外交に関する理由です。


第四の理由は「トランプ連携」です。

… … …(記事全文3,972文字)
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