… … …(記事全文1,719文字)アメリカがイランの3つの核施設を攻撃しましたね…
これで、石油価格が高騰し、石油不足となるリスクが一気に高まりました。
イランはイスラエル・米国によるイラン攻撃が一定のラインを越えれば、多様な攻撃オプションの中から選択肢、攻撃を加える、と言っていました。
その多様な攻撃オプションの中に含めていると明言していたのが、ホルムズ海峡の閉鎖です。この海峡には、UAE、クエート、サウジアラビアといった産油国の石油が通っており、そのシェアは世界の石油の約2割といわれています。
したがって、イランはホルムズ海峡を封鎖することで、多くの国が石油不足に悩まされると同時に、石油価格が高騰し、世界中の石油輸入国に大きな打撃を与えることが可能となるのです。
とりわけ日本に対する被害は甚大です。なんといっても、ホルムズ海峡を通る石油は、日本の輸入石油の約8割にも上るからです!
石油価格が高騰し、ガソリンや灯油、電気代が激しく値上がりするのはもちろんのこと、あらゆる化学関連製品をはじめとした様々な商品、サービスが高騰することになります。
ちなみにホルムズ海峡の封鎖は、当方が安倍内閣の参与時代に所管していた『国土強靱化』が想定する重大事態の一つとして想定し、万一の場合に備えるべきと強く主張していた重大項目でした。
しかし、あれから13年が経過した今、事態は全く改善していません。
原発は止まり続け、化石燃料依存は高止まりを続けています。ロシアをはじめとした中東以外の産油国からの輸入拡大も進んではいません。
つまり、国土強靱化を掲げ、その重大事態の一つにホルムズ海峡閉鎖をあげていたのに、事実上ほとんど何のても得ってこなかったのです。
しかも、現下の総理大臣はあの、石破茂です。
国内の財務省を政治的意図に基づいてコントロールすることもできず、ただただ裏で操られるだけの人物。中国や米国等の大国の掌で転がされるだけ転がされ…
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン