… … …(記事全文3,001文字)至極当たり前の話しですが,「核」がなければ,各国の安全が保証されません.
この「真実」は随分とかつてに比べれば我が国においても理解され始めていますが,まだまだ殆どの国民がこの当たり前の「事実」を理解していないように…思われます.
例えば,トランプ大統領就任以後,彼の発言から,米国が同盟国のために「核」を使用「しない」リスクが拡大してきた…ということで,欧州では自前の核で安全保障を確保しようとする議論が一気に巻き起こったと同時に,韓国においても核武装論が同様に加速しているのですが,それは,「核がなければ安全は保証されない」という「真実」が欧州や韓国においては共有されているからです.
ところが,日本においては核武装の必要論が殆ど巻き起こっては居ません.
これは結局,「核がなければ安全は保証されない」という真実を,多くの国民,並びに政治家や知識人達が理解していないからに他なりません.
ついては「核がなければ安全は保証されない」という実に当たり前のこの認識がなぜ「真実」だと言えるのかについて,改めて簡潔に纏めてみました.
その議論の過程は四段階.
是非,ご一読ください.
(事実1:あらゆる国の平和な暮らしは軍事的・安全保障体制があって始めて保障される)
戦後日本で生活していると,我々の生活の基盤に,軍事的安全保障体制があるなぞということを認識する契機が全くなく,それを意識している国民は一部に限られているのが実態です.しかし,日本のみならず,あらゆる国が「軍事的安全保障」の体制が整備されていなければ,早晩,存続できなくなります.
その典型がウクライナであり,ガザのパレスチナです.彼ら軍事的安全保障体制が不十分であったから,それぞれロシアやイスラエルから軍事的に攻撃・侵攻されてしまい,それぞれの地の人々の安寧ある暮らしが不可能となってしまっているのです.
(事実2:軍事的な安全は「報復能力」があって始めて始めて保障される)
では,その軍事的安全保障はどの様にして築き上げられているのかと言えば…
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