… … …(記事全文7,162文字)表現者クライテリオンでは毎月一冊ずつ,古典的名著を紹介する読書ゼミを開催しています.今日は午後6時からの読書ゼミは,当方が担当し,小泉八雲『日本の面影』を紹介為ます.
かつての日本の美しさをあらためて振り返りたいと思います.
下記は,そのゼミのメモ.この「日本の面影」の断面だけでも,ご鑑賞ください.
(読書ゼミのご購読はコチラから→https://in.24criterion.jp/24bc_teika)
『日本の面影』 小泉八雲・ラフカディオハーン
・1894年・明治27年出版
・ラフカディオハーン(小泉 八雲 1850~1904年 享年54才)
-アイルランド系・ギリシャ生まれ
-新聞記者(探訪記者)、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、英文学者
-『日本の面影』はGlimpses of Unfamiliar Japan(知られざる日本の面影)の翻訳版
-『心』『骨董』『怪談』と並ぶ八雲の代表作
-出雲地方と松江でのエピソードを中心に
- 1896年(明治29年)に日本国籍を取得し「小泉八雲」を名乗る
- 母ギリシャ人 父アイルランド人(祖父はイングランド)(アラブ人の血も)
-ギリシャ生まれ (幼少期ダブリン・アイルランドでも過ごす)
→ フランス・イギリスで教育
→ 19才で渡米ジャーナリスになる
→ 40才で来日し,松江・熊本・神戸・東京に居住し,英語教師&文筆家に.
(東京帝国大学英文学講師)
欧米に日本文化を紹介する著書多数執筆.
41才で小泉節子と結婚,4人の子をもうける.没年54才
-「日本の面影」は「知られざる日本の面影」(700ページの大部)からの選集.
-八雲自身、家族や友人に「自分には半分東洋人の血が流れているから、日本の文化、芸術、伝統、風俗習慣などに接してもこれを肌で感じ取ることができる」と自慢していたという。そして,いかなる土地にあっても人間は根底において同一であることを疑わなかったという.
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