… … …(記事全文3,527文字)石破政権の衆院選の惨敗を受け,これから政局がどのように動いていくのかについて,多くの国民は不安を感じているものと思います.
少なくとも国民は今,嘘ばかりついて,彼の「バック」にいる岸田なり菅なり,財務省なり中国なりアメリカなりの圧力や恫喝に負け,彼らの言いなりの政治を続ける石破にウンザリしたためまずは,「お前は総理に値しない」と判断を下した一方で,そのせいで政治が不安定化することは国民も漠然と理解している,という状況にあるわけです.
ついては,これからの政治の流れが一体どうなるのか,ここでは予測してみたいと思います(以下,敬称略).
■衆院選惨敗を受け,自民党内外から石破氏辞任の声が上がるものの,恥知らずの石破はその厚顔無恥さを遺憾なく発揮し,まずは首班指名で次の内閣が誕生する瞬間までは,石破が自民党総裁で居続け,石破は総理になることに成功する.その段取りは,国民民主や維新が首班指名選挙の決選投票で「野田」と書くことも「石破」と書くことも拒否し,無効票を投ずる(具体的には「玉木」や「馬場」と書く)こととなるからです.その結果,比較第一党の自民党の石破が総裁となる.
■首班指名選挙までの間に,石破も野田も,自らの党利党略の観点から国民民主との間に一定の約束を取り付ける.例えば石破・玉木合意が不成立となれば,玉木置が「野田」と書いてしまい,野田政権が誕生することが危惧される一方,野田・玉木合意が不成立となれば, 野田は,自らが主張する政策(例えば,政治資金規正補の改革)が,新内閣下で不成立となってしまうことが危惧されることになる.だから結局,石破も野田も,玉木に対して相当譲歩しなければならなくなる(ただしそれは,国民にとっては良い影響がでます.なぜなら,野党の政策の中には,これまでの与党だけでは実現できないが国民のためには必要な政策が数多く存在するからです).
■こうした状況のおかげで,石破政権が少数与党であるが故に「国民の為に必要だがこれまでの与党では実現できなかった政策」が,皮肉にも石破政権で一部,成立していく見通しが立っていくことになるわけだが(年収の壁撤廃や政治資金規正法の改善,ガソリン税の減税等)…、
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)