… … …(記事全文2,114文字)トランプ大統領候補が銃撃されました.
誰が犯人なのかの詳細はまだ不明ですが,トランプ氏は耳に負傷をおったものの(耳から出血している様子が写真で撮られています),今は無事だとのこと.
外国人の話しではありますが,日本とも縁深き人物出あります故,まずは命に別状がなく,安心いたしました.
ただし,この銃撃によって,観客の一名が死亡,二名が負傷をおったとのこと.
一方で,この犯人の銃撃は既にシークレットサービスによって既に射殺されていると公表されています.ただし,FBI当局者のロジェック氏によれば、当局はまだ銃撃犯の身元を公表する準備ができていないとのこと。おって,犯人の情報は報道されるものと思います.また,130メーター離れた地点からの狙撃ではないかとの分析も報道されています.
当方はこの一報を目にした時,何よりもまず脳裏をよぎったのが,一昨年の7月8日の安倍晋三氏の銃殺事件です.
あの銃撃によって,日本の歴史は極めて深刻なインパクトを被りました.
安倍さんの事を好まない方々は肯定したくないでしょうが,安倍氏さえ生きていれば,岸田氏がここまで各種の増税なりNATO強力なりロシアに対する敵対外交なりをやっていなかったことは明白ですし,PB黒字化を明記し,年333億円以上予算を増やさないという方針が骨太で政府決定されることもなかったでしょう.その結果,安倍さんさえ生きていれば,日本がデフレ脱却し,大国に返り咲く可能性は今よりもずっと高い水準となっていたものと,当方は確信しています(もちろん,生きてさえいれば全てがバラ色だとは毛頭思ってはいませんが).
それと同じように,トランプがもし今,死んでいれば…
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)