… … …(記事全文4,416文字)この度、我々表現者クライテリオン編集委員の文学座談会を、文芸批評家・浜崎洋介さんがとりまとめた書籍、
『絶望の果ての戦後論』
https://www.amazon.co.jp/dp/489992089X
が発売されました!
この本は、当方が編集長を仰せつかっている言論誌・表現者クライテリオンで続けてきた、編集委員である川端祐一郎さん、柴山桂太さんと、本著を編集された浜崎洋介さんと当方の4人を中心に行った文学の座談会をとりまとめたもの。
この座談会のテーマは、「対米従属文学論」。
つまり、日本がアメリカに戦争で敗れ、占領され、国家を解体されて以降、日本人の精神がどんどんどんどん劣化していく様を、太宰治や三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹らの小説一つ一つを毎号毎号皆で論じ合う事を通して、日本人が如何に「対米従属」を深化させていったかを明らかにするものでした。
もしお時間おありでしたら、この本の出版を記念して、編著を担当された浜崎さんと当方とが語りあった下記対談動画をご覧頂ければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=EK6aNgmKAUI&t=1039s
また、この本の「おわりに」を下記にご紹介しますので、こちらもあわせてご一読下さい。
この動画や「おわりに」をご覧頂ければ、この本は当方がこれまで手がけてきた本の中でもホントのホントに特別な本である、ということがよくおわかり頂けると思います。
今の日本にえも言えぬ違和感をお感じの皆様に措かれては、絶対にご一読いただきた一冊です。
是非、『絶望の果ての戦後論』、ご一読下さい!
https://www.amazon.co.jp/dp/489992089X
『おわりに』
藤井聡
あくまでも個人的な話で恐縮ではありますが、少なくとも当方の人生を振り返ってみた時…
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)