… … …(記事全文3,073文字)ここ数日、普段の日常ルーチンの合間にやるべき仕事として久々に英語論文の仕事で四苦八苦しており(投稿した論文にあれこれコメントが来て修正しろといわれたのに対応しておりました)、ようやく先程、エディターに送り返し、ほっとしたところ…です。
日記が遅れてしまい、恐縮です。
で、そんなこんなをしてる間に、当方が系案する元明石市長の泉房穂さんとの共著
「豊かな日本」は、こう作れ! ~〝政治ムラ〟の常識を覆す
https://www.amazon.co.jp/dp/4828425543
が出版となりました!
この本ほど、企画立案から出版までの時間が短かった本は、(3.11直後煮出した列島強靱化論依頼)、無かったんじゃ無いかというほどの特急出版。なんでそんなに特急にしたのかと言えば、兎に角泉さんとの話が楽しくてしょうがなかったからですw
ついてはそんな雰囲気をご紹介するという趣旨にて取り急ぎ、本書の「おわりに」を、下記にご紹介差し上げます。まずは下記、ご一読頂ければと思います。
いずれにしても、是非、皆さんにもこの対話、お楽しみいただきたいと思っております。是非、ご一読ください!
『おわりに』
藤井聡
どんな国でも滅びる日が訪れます。
それは、どんな人でも遅かれ早かれ死んでしまうことと同じ。
だから、日本もいつかは必ず滅び去ります。ですから日本がいつか滅び去ってしまうことそれ自体は、ことさら悲しむ必要などありません。
しかしだからといって、日本ができるだけ長く繁栄し続けるための努力を「放棄」する必要等はどこにもありません。それはいつかは死ぬのだからといって、健康維持のための努力を放棄する必要など全くないのと同じです。
もしも自らの健康に全く配慮しない人物がいたとすれば、そういう人は早晩、大病を煩い大怪我すると共に、そこから回復するための努力をすら一切することもないでしょう。結果、彼は自らの寿命を縮めるのみならず、その病と怪我による激しい苦痛に死ぬ瞬間まで苛まれ続けることになるでしょう。
我々はそういう人間を目にすれば、我々は何と馬鹿な人物だと密かに思うでしょう。生き続ける気もなく苦痛を回避する事に何ら興味関心もないのならいざ知らず、そうでないのなら少しは頭を使って節制したり病院行ったりすればいいのにと思う他ないからです。
しかし、誠に残念ながら今の日本は、そういう「馬鹿丸出し」の状態にあります…
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)