ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00171/2020042318000064496 ///////////////////////////////////////////////////// ☆適菜収のメールマガジン☆ 【号外】 2020年4月23日配信 ///////////////////////////////////////////////////// このメルマガは「適菜収のメールマガジン」の【号外】です。 【号外】は無料です。本メルマガに登録いただけるとありがたいです。 ■音楽対談について━━━━━━━━━━━━━━ 無料の【号外】では、いろいろ告知等をしていく予定ですが、以前、ミュージシャンの山田大介氏と行った対談をしばらく載せてみることにしました。もう10年前の対談ですが。 そうすることになった経緯についてはこちらを。→ https://bit.ly/2ZfEwGg ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■適菜収のバンド入門■■■■ 成毛滋と高中正義 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田 1950年代から70年代にかけて、世界の音楽は大変なことになっていたわけでしょう。でも、日本では腑抜けたGS(グループ・サウンズ)しか出てこなかった。日本にもビートルズに匹敵するようなバンドが生れてもよかったのに。 適菜 GSは軒並みダメだったんですか? 山田 クオリティーは高くない。あの頃、ブルース・ロックをやっていたのは成毛滋だけでしょう。 適菜 鳩山由紀夫の従兄弟。ブリヂストンの家系。 山田 だからカネをたくさん持っていた。そのカネを使ってアメリカに行って、チョーキングを覚えてきた。日本にチョーキングを輸入したのは成毛滋です。 適菜 それまでの日本人は知らなかったの? 山田 あれはトレーリングアームで音程を上げていると思っていたらしい。アンプの歪ませ方にしても、スピーカーに穴を開けていると勘違いしていたって。これはエド山口さんが言ってましたけど。 適菜 エレキギター自体が、広まっていない時代ですからね。山口冨士夫もGS出身。 山田 ザ・ダイナマイツ。 適菜 それで村八分を結成する。 山田 あの人は黒人と日本人のハーフだから、アメリカの音楽事情を知るのは早かったんでしょうね。 適菜 山口冨士夫のギターを高く評価する人もいますが、芸がないというか。 山田 ジミ・ヘンのエピゴーネンです。いや、こんなこと言うと怒られるな。「お前にギターの何が分かるんだ!」って。山口は清志郎と仲がよくて、RCの『COVERS』にも参加している。 適菜 ロック少年は最初にギターに目が行く。 山田 オレらの世代だと高中正義になるのかな。 適菜 サディスティック・ミカ・バンド。サディスティックス。 山田 高中正義はそれ以前は、成毛滋のFried Eggでベースを弾いていた。井上陽水の『氷の世界』でもベースを弾いている。 適菜 あれはいいアルバムですね。 山田 編曲が星勝で。 適菜 RCの『シングルマン』も星勝。鈴木ヒロミツのモップスにいた人。 山田 モップスはGSの中でも売れなかった。本格派バンドは売れないんですよ。ミッキー吉野がいたゴールデン・カップスも売れなかったし。昔も今も、世の中そんなものだよ。 適菜 高中正義は誰に影響を受けたんだろう? 山田 クール・アンド・ザ・ギャングとアーニー・アイズレーでしょう。本人も影響を認めています。アイズレー・ブラザーズは不思議なバンドで、メロウなソウルをやりながら、間奏でいきなりディストーションの効いたギターが割り込んでくる。Pファンクにもつながる手法ですが。 適菜 アーニー・アイズレーのギターは伝統芸能のようなもの。そろそろ来るなというところで、きちんと来る。 山田 お兄ちゃんのロナルド・アイズレーも、弟がああいうギターしか弾けないから、仕方なく野放しにしたのかもしれない。兄弟だからリストラできないし。 適菜 あの人はソウルは弾けないでしょう。 山田 箱ギター持ってないと思うよ。 ※※※ 新刊『国賊論 安倍晋三と仲間たち』4月21日発売です。 https://amzn.to/348DNXb わが国を代表する国賊売国奴についての分析をまとめた本です。 メルマガ購読者の皆さんもぜひ買ってください。 この本に関する質問は、優先的に回答するようにします。 ■メルマガ購読者の声━━━━━━━━━━ (青木郁弥) 山田氏との対談、やっぱりキレがあって面白いです。動画を貼って頂いたパーラメント、対談の中で出てきたアート・リンゼイがすごく良かったです。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (エッカーマン) 適菜さんの『バカを治す』を読んで、スリッパで頭を叩かれたような衝撃を受け、そして大ファンになりました。これからもメルマガでいろいろと学ばさせていただきたいです。宜しくお願いします。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (東丈) やはり適菜さんの文章は波長が合うのか面白い。 これからも期待しています。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (ぎゃー) 私もテレビの笑い声には違和感があったので、なるほどと思うと同時に、全体主義につながるという視点は勉強になりました。これからも楽しみにしています。 今回も号外楽しく読ませていただきました。ミック・ジャガーがジョギングしていたとは知りませんでした。ステージでの運動量を考えたら納得です。ヨタ話とおっしゃいますが私には含蓄に富んだ内容でした。ストーンズ好きなので余計です。ライブ映像を見ていると、肝心な所で演奏がめちゃくちゃになるところが笑えます。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (P外科医) メルマガを楽しみに購読させて頂いています。 『キリスト教は邪教です!』を拝読して以来、先生の著書はほぼ読破致しました。 先生の影響で、ニーチェ、ゲーテの主要な著書を繰り返し読み、三島由紀夫、小林秀雄、ハンナ・アレント、オルテガらの著書にも挑戦予定です。また、箸の使い方、読書の仕方、世の中の見方に関しても、先生の著書を通じて多大な影響を受けました。ありがとうございます。 メルマガ登録をさせていただきました。これから、楽しみにしております。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (rainbowman) メルマガ大変面白かったです。 世の中、スポーツ馬鹿が多くて、嫌になります。 オリンピックを否定したり、野球を否定したりしたら、ものすごい勢いで反論されます。 また、そういう奴は、すぐに「感動した!」とスポーツを見て感動してるみたいです。 久しぶりに、ギター弾きたくなりました。 これからも楽しみにしてます! -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (G) 今回の号外かなり笑いました。一億総ギタリストですか。なんか楽しそうで賛成です。 私は、学生の頃にギターを始めてもう20年、今も家で弾いていますが、練習が嫌いだからほとんど指が動かないし、理論もわかりません。それでも弾けない人からは「楽器ができる人は尊敬する」とか無駄に褒められたりします。 やはりこれからの日本はこんなことではいけないと思います。 メジャーセブンスの響きが苦手だったのですが、適菜さんのおすすめユーチューブをきっかけに少しずつそっち方面への興味が出てきました。オリジナルラブのベスト盤を中古で買って聴いています。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (円太) 適菜さんの本はまだ4冊しか読んでいませんが、メルマガが始まると知り、勢いで登録しました。自分にとっては初めてのメルマガです。腑に落ちる話や学べるところが多く、本当に良かったと思っています。 今回の旅のテーマソングという話もすごくよくわかります。自分も10年ほど前にスペインの東側を縦断しましたが、その時のテーマアルバムはLoveのForever Changesでした。幹線道路で見かける廃墟のある乾いた景色と、あのアルバムの音とタイトルが自分の中で一致したんだと思います。 ■編集後記━━━━━━━ 適菜収のメールマガジン。 順調に進んでおります。 構成は今のところ、冒頭のエッセイ、連載は「小林秀雄」「今週のYoutube3本」「適菜収の徒然草」「三島が予言していた日本の終焉」。それに質疑応答コーナーと編集後記です。 この機会にぜひ登録を。 https://foomii.com/00171 //////////////////////////////////////////////////////////////// 本ウェブマガジンに対するご意見、ご感想は、このメール宛に返信をお願いいたします。 //////////////////////////////////////////////////////////////// ■ ウェブマガジンの購読や課金に関するお問い合わせはこちら info@foomii.com ■ 配信停止はこちらから:https://foomii.com/mypage/ //////////////////////////////////////////////////////////////// 著者:適菜収(作家) ウェブサイト :http://tekina.starfree.jp/ Twitter : https://twitter.com/tekina_osamu Facebook : https://www.facebook.com/profile.php?id=100004585838188 ////////////////////////////////////////////////////////////////
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