━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/08/04 民自公守旧勢力を打破し新しい政治を確立しよう 第306号 ──────────────────────────────────── 新党「国民の生活が第一」(略称「生活」)が8月1日に政策基本方針を発表 した。 その全文を以下に紹介する。 自民、公明を除く野党連合による野田内閣不信任決議案上程を契機に、永田町 は一気に解散・総選挙モードに突入する。 国民との契約を踏みにじり、官僚機構や大資本と結託して庶民大増税に突き進 む野田佳彦内閣に対して、日本の主権者である国民は、心の底から怒っている。 「怒り心頭」とはこのことだ。 いっそのこと、新党の党名を「怒り心党」としてしまいたいほどだ。 現時点での消費大増税法制化は、すべての点において間違っている。 金持ちと大資本が祝杯を挙げ、大多数の庶民が苦しみの淵に追い込まれる。 それが、野田内閣が強行推進している消費大増税である。 しかし、この消費大増税政策は、日本の主権者である国民の意思と無関係に推 進されているものである。主権者である国民は、直近二度の国政選挙で、消費 増税に明確な拒絶の意思を示してきた。 国民主権の大原則に照らせば、野田内閣が進める消費増税法案には、まったく 正統性がない。 国会が仮に消費増税法案を可決しても、最終的な判断は、次の総選挙で主権者 国民が示すことになる。 問題は、その総選挙で、主権者国民の意思をしっかりと受け止める政党が登場 しなければ、主権者国民はこの問題に対する判断を示すことができない。 この意味で、「国民の生活が第一」が発足した意味は限りなく大きい。 新党「国民の生活が第一」が発表した基本方針を以下に転載する。 「国民の生活が第一」の基本方針… … …(記事全文6,220文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)