━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/07/12 国会で野田佳彦「シロアリ演説」が徹底追及される 第284号 ──────────────────────────────────── 新党「国民の生活が第一」が49人の陣容で発足した。 頭文字をとって、「KSD49」などの呼称も付けられているようだ。 主権者国民を主役とする主権者国民のための政党として、大いなる躍進をして 欲しいと思う。 その意味で、国民に親しみのある愛称が付せられることは良いことだと思う。 「民主党」は単なる「自由のない自由民主党」に成り下がってしまった。 いまの民主党は2009年に政権交代を実現した民主党ではない。 民主党が主権者国民との約束を踏みにじって暴走を始めた以上、民主党内の良 識派が民主党から離脱して、原点に回帰する新党を創設することは自然の成り 行きである。 決して、新党創設に追い込まれたわけではなく、主権者国民のための政治を実 現するために、積極的な行動を示した結果としての新党創設である。 7月11日のNHK「ニュースウオッチ9」は、「極めて異例な」放送を行っ た。 7月8日の「日曜討論」で司会の島田敏男氏が小沢一郎氏の前に憤死したため に、NHKが逆切れしたのだと思われる。 衆参国会議員49名による新党創設のニュースを、NHKはトップニュースと して扱わなかった。 滋賀県の中学校に対して警察が強制捜査を行ったこと、中国監視船が尖閣海域 を航海したことを伝え、新党創設は三番目のニュースとして報道した。 細かなことになるが、テレビなどにおいては、画面に登場する人物の序列が常 に意識されている。 各国の外交会談などを見るとこのことがよく分かる。 視聴者から見て画面の右側が「上手」、左側が「下手」になる。 序列の高い方が「上手」、序列の低い方が「下手」になる。… … …(記事全文5,187文字)
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植草一秀(政治経済学者)