━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/01/17 同時に監視し続けねばならない政治五大重大問題 第109号 ──────────────────────────────────── 大事なことは何度でも繰り返してお伝えしなければならない。 野田佳彦氏がいま強引に進めている消費税大増税。 この政策には正統性がない。 正義と大義がない。 なぜなら、民主党は2009年8月総選挙で、 「天下り根絶無き消費増税」を封印したからだ。 その後に、欧州の政府債務危機などが生じて状況が変わったと主張する者が いるが、これは間違いだ。 財政再建が急務なら、その前に成し遂げるとした天下り根絶を直ちに実行す ればよいだけだ。 ところが、野田佳彦内閣は天下り根絶、わたり根絶にまったく取り組まない。 天下りを根絶せずに消費増税に突き進むんですか? シロアリを退治して、 天下り法人をなくして、 天下りをなくす。 そこから始めなければ、 消費税を引き上げる話は おかしいんじゃないでしょうか。 鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、 そこなんです。 マニフェスト、イギリスで始まりました。 ルールがあるんです。 書いてあることは命懸けで実行する。 書いてないことはやらないんです。 書いてあったことは四年間何にもやらないで、 書いてないことは平気でやる。 それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、 思っていただきたいと思います。… … …(記事全文5,048文字)
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植草一秀(政治経済学者)