… … …(記事全文4,131文字)皇統を頑なに「男系男子」で継承していこうということは、日本が未来永劫「男尊女卑」の社会であり続けることを意味する。天皇は「日本国民」の象徴である以前に「男尊女卑」の象徴であるということになる
◆〔特別情報1〕
朝日新聞は30日、「高市内閣、皇室典範改正案を臨時閣議で決定 今国会での成立めざす」という見出しをつけて次のように報道した。
《政府は30日午後の臨時閣議で、皇族数の確保に向けた皇室典範改正案を閣議決定した。(1)女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ(2)旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える――ことを可能とするもので、政府は今国会での成立を目指す。
(中略)
政府は26日に条文案を各党に示し、自民党は29日に総務会で了承。一方、日本維新の会では、対象を「15歳以上」とする(2)の養子について、「小さいときに養子に行けば環境に順応しやすく、皇室内での教育も受けられる」(藤田文武共同代表)などと異論が噴出。29日に行われた両党の政策責任者による協議での了承を見送ったため、政府も30日午前の閣議決定を見送った。》
また日テレは同日、「皇室典範改正案めぐり与党“今国会で改正目指す方針”で一致 自民・麻生副総裁と維新・藤田共同代表が会談」という見出しをつけて、藤田共同代表の説明を次のように報道した。
《 日本維新の会・藤田共同代表
「非常に苦渋の決断、大変苦しい思いもございますけれども、大義を優先し、そして与党が心合わせて、この皇室典範の改正が行えるように合意をするということでまとまりました」
藤田共同代表は、15歳の年齢制限について、誹謗中傷を受けるリスクなどを理由に「ない方がいいと思う」としながらも、「これから10年単位でみていく。必要があれば議論していくことが肝要かと思う」とも述べました。》
10年単位で議論していくべきは、「男系の男子」である。
「皇室典範 第一章 皇位継承 第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」
まずは、「男系の子」とする。こうすることで、中曽根元文相が触れてしまった「男子を産まないといけないという、すごいプレッシャーがある」という重圧を少しは取り除くことができる。それでも、世継ぎを産まなければならないという重圧は残る。しかし、そこは皇族全体でカバーしてくことが望ましく、そうなれば、「養子」については従来の「皇位継承資格の純粋性を守る為」との考え方に立ち戻り撤廃すればいい。
筆者のアシスタントが興味深い話をした。「家制度」の名残が色濃かった昭和の時代、アシスタントの知人女性のなかには、嫁ぎ先から「女腹」という侮蔑的な言葉を浴びせられるようなことが実際にあったという。
「女腹(おんなばら)」とは、女の子ばかりを産むこと、またはその女性自身を指す言葉とされる。かつて家督相続が重視された時代背景において使われることが多かった侮蔑的表現である。
もちろん科学的根拠に基づいたことではない。しかし、家督を継ぐ「男子」が生まれないことを女性に原因があるかのように責任を押し付けていたもので、根底には「男尊女卑」の考え方があったことはいうまでもない。
皇統を「伝統」を理由に頑なに「男系男子」で継承していこうと考えることは、日本が未来永劫「男尊女卑」の社会であり続けることを意味し、天皇は「日本国民」の象徴である以前に「男尊女卑」の象徴であるということになる。それを弥栄と喜べと日本国民に押し付けていることになる。
以下、特別情報である。

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