… … …(記事全文6,806文字)政府がまとめた皇室典範改正案要綱は、制度設定を含め、麻生太郎の意向どおりのものという。もしも高市首相が今国会で通すことができなければ、麻生は梯子を外し、高市降ろしに転じるという
◆〔特別情報1〕
共同通信は28日、「愛子さま皇位継承『あり得ず』 中曽根氏、結婚する人ない」という見出しをつけて次のように報道した。
《自民党の中曽根弘文憲法改正実現本部長は28日、富山県高岡市で講演し、皇族数確保の議論を巡り、天皇陛下の長女愛子さまによる皇位継承は「あり得ない」と述べた。現行の皇室典範の規定で、愛子さまに皇位継承の資格がないことを踏まえた発言だが、独身で「愛子さまが天皇になったら、結婚する人もいない」と指摘した。結婚する男性側の重圧を表現したかったとみられる。
皇室典範は「皇位は皇統に属する男系男子が継承する」と規定している。中曽根氏は、愛子さまが天皇になった場合には「男子を産まないといけないという、すごいプレッシャーがある」とも語った。 今国会で衆参両院議長の下、与野党が行っていた皇室典範改正を巡る協議では、皇族数確保に関する内容が主要議題で、女性天皇の在り方については対象となっていなかった。
中曽根氏は、世論調査などで女性天皇を容認する声が多いことに触れ「人気投票ではない。国家の天皇陛下を決める皇位継承をどうするかの議論であり、冷静に法律にのっとって論議しないといけない」と強調した。》
現行の皇室典範に則していえば、もちろん「愛子天皇」は「あり得ない」ことになる。そのことは国民の9割といわれている「愛子天皇」を待望する日本人といえども、百も承知のことだ。そもそも、もしも愛子天皇が即位されたなら、皇室典範の「男系男子」の文言は改正されているはずで、「男子」出産のプレッシャーは消滅もしくは軽減されるはず。それを、わざわざ「結婚する人がいない」などと的外れなことを言う。中曽根元文相が、それほど無神経な政治家だったのかと驚愕するところ。
過去には文部大臣も務めた政治家が、このような男尊女卑を平然と口にするとは信じがたい。一般人に対しても侮辱的な発言といえる。それを、今上天皇陛下の長子に対して大勢の聴衆に向けて口を極めて語るというのは、まさに天皇家を冒涜するものと感じられ、愛子天皇を待望する多くの国民が不快に感じたことだろう。このようなことだから、養子案に対し、国民からの理解が得られないのだ。
「男子を産まないといけないという、すごいプレッシャーがある」
そのプレッシャーが、どれほど皇室に嫁ぐ女性を苦しめてきたことか。「男系男子」の文言が残る限り、これからも一層苦しめていくものであることを、「愛子天皇」を前提にし、その夫の側だけに心を砕く無神経さは、「男系男子」派の共通するところなのだろう。さらに言わせてもらえば、夫の側に特別なプレッシャーが課せられるかのような言い回しは、いまから愛子様の未来のご縁談に対し、先んじて水を差すかのような、意図的な悪意さえ感じられるところだ。
中曽根弘文は2024年6月、天皇徳仁・皇后雅子のイギリスへの国賓訪問に首席随員として同行している。そのような経験のある政治家が、両陛下を目の前にしても、このような言葉が言えるのかと言いたい。
中曽根は総裁選では早くから高市支持を表明し、また5月に発足した高市政権を支える新たな有志グループ「国力研究会」では発起人の一人である。また、故安倍晋三の後任として、神道政治連盟国会議員懇談会の会長を引き継いでもいる。
それだけではない。さらに注目すべき点がある。以下、特別情報である。

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