… … …(記事全文4,601文字)高市首相が藤田共同代表に要請した「自維両党で細かい制度設計まで詰めて、表に出る時にはずれがないように」は、いかにも狡い言い回しで不快極まりない。今国会での成立を見送らせる画策か?
◆〔特別情報1〕
高市首相は皇室典範改正について、何か仕掛けてG7へ向かうだろうと心配していたが、「こうきたか」という思いである。まったく信用ならない政治家とコソコソと会談し、案の定のドヤ顔で出てきたのが「自民と維新で制度設計を」というもの。まさに、こすい(狡い)やり方で何かを企んでいることがありありとわかる。
共同通信は12日、「皇室典範改正、与党で制度設計 首相、維新幹部に要請」という見出しをつけて次のように報道した。
《高市早苗首相は12日、日本維新の会の藤田文武共同代表と官邸で会談し、皇族数確保に向けた皇室典範改正案について「自民党と維新の連立政権なので、まずは両党で細かい制度設計まで詰めて、表に出る時にはずれがないようにしてほしい」と要請した。藤田氏が記者団に明らかにした。「立法府の総意」では、衆参両院の正副議長や各党派への報告を要求している一方、与党協議のプロセスは含まれていない。》
この前日の11日には、オランダ、ベルギーへの公式訪問を前に天皇陛下が記者会見に臨んでいる。朝日新聞は11日、「皇族数の確保策 天皇陛下『国民の理解得られるものとなること望む』」という見出しをつけて次のように報道した。
《天皇陛下は11日、オランダ、ベルギーへの公式訪問を前に皇居・宮殿で記者会見に臨んだ。10日に衆参両院の正副議長のもとで取りまとめられた皇族数の確保策の議論に触れ、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べた。
会見で、天皇陛下は議論の受け止めについて問われ、「制度に関わる事項については私から言及することは控えたい」と述べた。その上で、皇室のあり方や活動の基本は「国民と苦楽を共にすること」というかねての考えを示し、「皇族数の確保のあり方についての議論においても国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と表明した。》
天皇陛下の記者会見の翌12日、高市早苗首相は、日本維新の会の藤田文武共同代表と官邸で会談したということだ。
「制度設計」ということなので、(1)女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する(2)旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える―の2案をいずれも「了」としながらも、(1)よりも(2)が優先されるような「制度設計」を狡く考えている可能性がある。いや、もしかすると今国会での成立を見送るような「制度設計」の可能性すらあるのではないか。要注意だ。

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