… … …(記事全文5,637文字)「石破降ろし」の声が大きくなればなるほど、石破政権の支持率は上昇していくという皮肉な展開。見苦しい自民党のドタバタ劇の一方で、財務省はある政治家のもとに頻繁に詣でて「増税」を画策しているという
◆〔特別情報1〕
参院選が終わって一カ月、この間、ただでさえ自民党離れが止まらないなか、当の自民党内では旧安倍派を中心とした「石破降ろし」の狼煙が上がり、見苦しいドタバタ劇が繰り広げられてきた。しかも、「石破降ろし」の声が大きくなればなるほど、石破政権の支持率は上昇していくという皮肉な展開。「石破降ろし」の声をあげている議員の大半が、いわゆる「裏金議員」だという構図が国民の目に、あまりにわかりやすく、「裏金議員」から引きずり降ろされようとしている石破首相に対する同情が、政権支持率を押し上げているという奇妙な流れである。
そもそも、衆参共に選挙で与党過半数割れの結果となっているのだ。自民党にNOを突き付けた有権者が、旧安倍派の「裏金議員」を中心とした反主流派の復権を望んでいるはずもなく、「石破降ろし」が盛り上がれば盛り上がるほど、さらに自民党は有権者から通さがり、見放されていくことが予想される。
時事通信は27日、「総裁選要求確認、記名方式で調整 自民選管、27日にも決定―来月2日に参院選総括へ」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党は27日、総裁選挙管理委員会(委員長・逢沢一郎衆院議員)の会合を党本部で開き、総裁選前倒しの是非を問う手続きを決める方針だ。党所属国会議員と都道府県連への意思確認は参院選の総括報告書を9月2日にも取りまとめた後、記名を伴う書面で行う方向で調整しており、前倒しを要求した議員名などを公表するかが焦点となる。」
自民党内部に精通する情報通は、「文字通り、総裁選の前倒しは難しくなってきている」という。以下、特別情報である。
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