… … …(記事全文5,720文字)自民党「再生」に「やり直す姿」はいらない。「再生」のための「崩壊」あるのみ。いま自民党に最も求められるリーダーは、自民党を終わらせるリーダーであり、石破は適任者だ。自民党の断末魔は始まっている
◆〔特別情報1〕
朝日新聞は27日、「『やり直す姿が再生に必要』自民・茂木前幹事長、石破首相の退陣要求」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党の茂木敏充前幹事長は26日、自身のユーチューブ番組で、参院選での大敗を受け、『リーダーも含めて主要なメンバーを決めて、やり直していく姿が再生のためには必要だ』と述べて石破茂首相(党総裁)の退陣を求めた」
相変わらず何もわかっていないらしい。自民党にノーを突き付けた有権者が、自民党に「やり直す姿」を求めているとでも思っているのか。また「やり直す姿」で「再生」できるとでも思っているのか。もしそう思っているとするなら、「度し難い」としか言いようがない。自民党が「再生」するためには、やり直す姿(=やってる振り)などいらない。「再生」のための「崩壊」あるのみだろう。
同記事には続いて、「茂木氏は『衆院選で負け、都議選でも過去最低の議席、そして今回で3連敗。スリーアウトチェンジみたいな状態だ』として、『何らかの形のけじめをつけないと再生の道は見えてこない』と主張した」とある。
「スリーアウトチェンジ」という言葉は、今回の参院選で落選した「ヒゲの隊長」こと佐藤正久参院議員が28日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」に生出演するなかで、石破退陣要求の理由として、何度も口にしていた言葉である。ちなみにヒゲの隊長も旧茂木派に所属していた。
いま自民党に最も求められるリーダーは、自民党を終わらせるリーダーだ。石破は、自民党内で常に嫌われてきており、その意味で、適任者だといえる。自民党の断末魔は始まっている。
首都圏内のある地方議員は、自民党の敗北について、次のように語る。
「いま地元の名士でも、政治にカネを出さなくなった。当然、選挙にカネも使わない。なぜなら、自民党が立憲民主党と同じように、カネを使わない選挙をやるようになったからだ。カネを使わない自民党は、もはや自民党ではない」
つまり、茂木や佐藤正久、その他旧安倍派を中心に石破へ退陣要求している人たちがいう「再生」とは、「金権政治」の建て直しを意味しているに他ならないということだ。
以下、特別情報である。
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン