… … …(記事全文6,545文字)BRICS首脳会議を欠席した習近平の失脚説が飛び交う。中国政府はいよいよカネが底をつき、中国人投資家が買い漁ってきた日本の不動産を「手仕舞」し始め、本国へ送金か。融資元の日本の金融機関はどうなるか
◆〔特別情報1〕
読売新聞は6日、「BRICS首脳会議が開幕、中露のトップ不在で『影響力低下』指摘も…トランプ関税に対抗」という見出しをつけて次のように報道した。
「【リオデジャネイロ=大月美佳、北京=吉永亜希子】新興国で構成するBRICS首脳会議は6日、ブラジル・リオデジャネイロで開幕した。1月に加盟したインドネシアを含む10か国体制で初の首脳会議となるが、拡大を主導した中国やロシアのトップは対面出席を見送った。足並みを乱しつつも、米国のトランプ大統領の関税政策に対抗し、多国間主義を擁護する首脳宣言を採択する見通しだ。
(中略)
中国の習近平(シージンピン)国家主席は欠席し、李強(リーチャン)首相が代役を務めた。習氏の欠席は2013年の国家主席就任後、初めて。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは背景として、ルラ氏が5月に訪中するなど両氏が首脳会談を重ねている点を中国側関係者が挙げたと報じた。7日に中国で開かれる戦後80年関連の記念式典を重視した可能性もある」
一週間前の1日には中央日報が、「『習近平、健康不安で8月引退の可能性』 米国で広がる失脚説」という見出しをつけて次のように報道していたところだ。
「米国官僚社会の間で、最近、中国の習近平国家主席の失脚説が出回っている。中国人民解放軍高位幹部の相次ぐ粛清などが根拠として提示されている。一部では習氏の健康不安説も出ている」
また、これに関連し、6月30日台湾自由時報は最近中国軍部の動きに注目したとして、次のような内容を掲載した。
「自由時報は『習近平は中央軍事委員会主席を維持しているが、名目上にすぎない』と指摘した。続いて『習近平が反対派と交渉し、本人が退く条件として側近である丁薛祥が総書記、胡錦濤前主席の支持を受ける陳吉寧が首相、張又侠が中央軍事委主席を務めて集団指導体制を復元することに合意した』と失脚説を解説した」
日本国内においては、中国人投資家が、これまで買い漁ってきた日本の不動産を「買い」から「売り」に転じており、「手仕舞」を始めている動きが出始めている。
こうした動きについて、国際情勢に精通する情報通は、まず次のように語った。以下、特別情報である。
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