… … …(記事全文5,564文字)インド実効支配のカシミールの一部は、中国が実力行使で奪っており水源も押さえている。そこにトランプは狡猾に割って入ろうとしている。カシミールに大量に眠る「レアメタル」争奪戦で米中はしのぎを削る
◆〔特別情報1〕
モディ首相の「ヤラセ」で始まったカシミール「観光客銃撃事件」は、停戦に向けては、米中利権争奪戦が絡んできた。毎日新聞は12日、「印パ衝突『仲介』、トランプ氏が成果強調 ウクライナ停戦交渉は難航」という見出しをつけて次のように報道した。
「トランプ米大統領は10日、自身のソーシャルメディアで、インドとパキスタンの停戦合意について、「米国が(両国の)歴史的な英断に至ることを手伝うことができ誇りに思う」と述べ、仲介の成果を強調した。トランプ氏は「ピースメーカー(平和の構築者)になりたい」と公言してきたが、ウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡る停戦交渉は難航。今回の印パの停戦を実績としてアピールした格好だ」
一方で中国もまた「停戦」の仲介に貢献したことを強調している。TBSテレビは11日、「中国 インドとパキスタン双方に『停戦呼びかけた』と発表」という見出しをつけて次のように報道した。
「中国は、インドとパキスタンの停戦合意の前にパキスタン側、インド側の双方と電話会談を行い、『停戦を呼びかけていた』と発表しました」
(中略)
王毅外相は『中国はインドとパキスタンが冷静さと自制心を発揮し、対話と協議を通じて意見の相違を解決し、事態がエスカレートしないよう望んでいる』と強調。インドとパキスタンが協議を通じて、包括的で持続的な停戦を実現するよう呼びかけたということです」
トランプ関税では米中歩み寄りを演じつつ、印パ対立では「停戦」仲介の主導権争いに米中が火花を散らしている。これについて印パ問題に精通する外国人ジャーナリストは次のように話す。
「インドの戦闘機5機が撃沈されたことから、停戦という流れになったけれども、その後、インドは元気を取り戻して、再び戦闘を続けている。また、中国も戦争が激化することを望んでいる」
以下、特別情報である。
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