… … …(記事全文4,506文字)中居正広「女性トラブル」による引退とフジのドタバタ対応が報道されている裏で、安全保障に関わる重要なことが起き、国民もそのことに気づき始めている。「令和の米騒動」警戒の裏で、不穏な話が聞こえてくる
◆〔特別情報1〕
中居正広「女性トラブル」による引退とフジのドタバタ対応が報道されている裏で、安全保障に関わる重要なことが起き、国民もそのことに気づき始めている。昨年の6月13日、「食料供給困難事態対策法(有事食料法)」が参院農水委員会で可決され、14日に参院本会議で可決・成立した。今年4月1日の施行が予定されている。
「食料供給困難事態対策法」は、表向きは「食料安全保障の強化」に向けた法律ということで、供給確保を図るべき特定食料及び特定資材が、異常気象や国際情勢の悪化など不足した場合に、政府が生産者に調整を要請、または指示できるというもの。政府の指示に従わない事業者に対しては罰金も科されており、いまも反対意見が根強い。また、「食料供給が困難になり国民が最低限度必要とする食料が不足する場合、配給制度が実施される」といったことも盛り込まれている。
しかも、法案が可決されてほどなく、スーパーなどの店頭から米が消えていった。「令和の米騒動」の始まりである。猛暑などで供給量が減ったことに加え、訪日観光客によるインバウンド需要増が理由とされるなか、8月に南海トラフ地震に関連する情報が発表されたことがさらなる追い打ちをかけ、買いだめをする者が相次ぎ、品薄に拍車をかけていった。それでも新米が出始めると、品薄状態は収束したかに思われていた。ところが年が明けてしばらくすると、再び店頭から米が消え始めている。ちょうど中居正広が謝罪文を出した頃から、X(旧ツイッター)では「食料供給困難事態対策法」や「食料配給制」もトレンドとなっていた。
そうした状況のなか、政府は備蓄米を放出すると発表した。朝日新聞は24日、「米価もくろみ外れて高止まり 備蓄米放出、政府が迫られた方針転換」という見出しをつけて次のように報道した。
「凶作時しか備蓄米を放出しないとしてきた方針を、農林水産省が転換する。当初のもくろみが外れ、新米の供給が始まっても価格高騰が止まらないためだ。ただ、高い米価を歓迎する生産者に配慮する農水省が、実際に新制度を発動するかは見通せない。単なる「口先介入」に終わり、高止まりが続く恐れもある」
「食料供給困難事態対策法」を可決したときとの圧倒的多数を占めていた自公政権とは違い、現在は少数与党。「令和の米騒動」をマジで警戒しなければならないところ。しかし、米不足・価格高騰の裏では、不穏な話も聞こえてくる。以下、自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)