… … …(記事全文5,392文字)玉木の国民にしろ、馬場の維新にしろ、野党として戦ったように見せかけながら、結局は統一教会と表裏一体の自民の補完勢力だったようだ。次の国政選挙では、候補者が乱立するのは野党側ではなく与党側となる
◆〔特別情報1〕
石破政権の命運を握るのは、最大派閥となった自民党最後の派閥「麻生派」を仕切る麻生太郎会長だ。連日のように取り沙汰されている国民民主党の玉木雄一郎代表とは、獣医師問題議員連盟を通じて元々関係が深い。麻生と党内で対立していた「二階・菅」は、二階の引退と菅の明らかな体調不安により、力関係は完全に逆転。麻生の一人勝ち状態である。
2022年の参院選で躍進した維新は、今回の衆院選では、160人以上の候補者を擁立したものの、獲得したのは38議席で、選挙前から6議席減らす結果となった。馬場代表に向けては、その責任論が堂々と本人の目の前で追及される事態となっており、代表選をするかどうかの問題に一応は発展しているかに見えている。ただし、維新の内部事情をよく知る複数の事情通は一様に、馬場が代表を降りることはないと断言する。代表を降りろと追及しているのも、国民向けのある種のジェスチャーで、いわゆるガス抜きのようなもの。馬場続投で、国民民主党の次に、自民との部分連合を経て、連携していくことだろう。
共同通信は31日、「自民と維新、党首会談の来週開催で一致」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党と日本維新の会は31日、石破茂首相と馬場伸幸代表による党首会談を来週に開催する方針で一致した。維新が自民側の打診を受け入れた。関係者が明らかにした」
以下、自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)