… … …(記事全文5,708文字)自民党から非公認が告げられた「裏金議員」たちは、地元で強い力を持った悪知恵の働く政治家だ。「裏金」を動かすような議員は、非公認にされようとも当選してくる。ましてや野党が一本化されてなければなおさらだ
◆〔特別情報1〕
自民党の裏金事件に絡んだ公認問題について石破首相は、衆院代表質問を前に、方針をまたもや一転した。処分を受けた一部の議員を非公認とし、その他の政治資金収支報告書の不記載があった議員も公認は認めるものの、比例重複を認めない方針を示した。
公認しない議員は以下のとおりとなる。
「党員資格停止」の処分を受けた下村博文元文部科学大臣、西村康稔元経済産業大臣、高木毅元国会対策委員長。1年間の「党の役職停止」の処分が継続していて、政治倫理審査会での説明を行っていない萩生田光一元政務調査会長、平沢勝栄元復興大臣、三ツ林裕巳・衆議院議員。
まずはこうした方針となったことについて、自民党大物国会議員の秘書を長年務めあげ、自民党内部にいまも精通する秘書OBは次のように語った。
今回、はっきりと非公認が告げられたいわゆる「裏金議員」たちは、みんな地元で強い力を持った政治家たちだ。つまり裏金に対する力のある政治家で、要するに悪知恵の働く議員なのだ。わかりやすく言うならば、「裏金」を動かすような人は、非公認にされ無所属の出馬となっても当選してくるだろう。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)