… … …(記事全文4,658文字)棚ぼたで発足した石破内閣は、国際的な裏社会では「戦争内閣」といわれている。石破が総裁選の公約に掲げ主張してきた「地位協定の見直し」が、まずその一歩という。防衛力強化の名目で、無秩序に防衛予算が膨らんでいく
◆〔特別情報1〕
これは国際情勢に精通する情報通からの特別情報である。
石破内閣は短命に終わるといわれている。大番狂わせで首相になった石破にとっては「棚ぼた内閣」だ。
ならば最初から石破は「ワンポイントリリーフ」なのかというと、必ずしもそうとは限らない。岸田は安倍から「ワンポイントでもいいか?」と頼まれ「いいですよ」と喜んで引き受けたら、結局はワンポイントでは終わらず長期になってしまった。
では石破はどうか。米国からの期待値は、「ワンポイント内閣」ではない。棚ぼたで発足した石破内閣は、国際的な裏社会では「戦争内閣」といわれている。石破が総裁選の公約に掲げ主張してきた「地位協定の見直し」が、まずその一歩なのだ。
ロイターは2日、「石破首相、日米地位協定の改定に意欲 『同盟強化につながる』」という見出しで次のように報道した。
「[東京 1日 ロイター]石破茂首相は1日夜の就任会見で、日米同盟の強化につながるとして、在日米軍の法的地位を定めた地位協定を改定する方針を表明した。在日米軍に特別な地位を認めた同協定の見直しは、日本側がかねてから課題と捉えてきたが、本格的に公約として掲げた政権はなかった。
石破首相は「日米地位協定ができて以来、ずっと議論はあった。一朝一夕で変わるとは思っていないが、だからといって諦めていいとは全く思っていない。着実に取り組んでいく」と語った。
石破首相は、日米同盟の強化につながるとして、国内で十分な訓練ができない自衛隊が米国に基地を置くことを提案。日本が基地を設置すれば米国側も自衛隊の法的地位を検討する必要が出てくることから、「地位協定の改定を当然伴う」とした。必要に応じて与党に議論を求めていく考えを示した」
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)