… … …(記事全文4,482文字)最初から最後まで「安倍派潰し」が目的の政倫審だった。安倍派幹部たちは、岸田首相自の「陽動作戦」により、まんまと政倫審に引きずり出された。政倫審出席の二階派議員は、その「誘水」だったことになる
◆〔特別情報1〕
何の真相解明にもならなかった政倫審を経て、ようやく証人喚問要求の流れとなった。朝日新聞は19日、「野党、証人喚問要求で合意」という見出しをつけて次のように報じた。
「 自民党安倍派の裏金事件で、立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主の野党4党の国会対策委員長は19日午前に会談し、同派の幹部ら6人の証人喚問を要求することで合意した。衆院政治倫理審査会(政倫審)では実態解明につながらず、偽証罪に問われる証人喚問が必要だと判断した。」
一方、自民党側は「話が違う」と、戸惑いを隠せない。産経新聞は19日、「政倫審で幕引きならず、安倍派幹部『話が違うじゃないか』 証人喚問要求に戸惑う自民」という見出しをつけて次のように報じた。
「自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、野党4党が安倍派(清和政策研究会)幹部ら6人の証人喚問を要求したことを受け、自民内に動揺が広がっている。証人喚問は政治倫理審査会とは異なり、虚偽の証言や理由なき出席拒否が処罰の対象になり得るためだ。自民側には証人喚問の代わりに政倫審に応じたという思いがあり、『話が違う』などの嘆き節も聞こえる。」
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)