… … …(記事全文5,858文字)大野伴睦の奔走で実現した「保守合同」で誕生した「自由民主党」は、その孫・大野泰正の不正発覚により解体へと進むことになるかもしれない。歴史はめぐり、戦後自民党の金権政治を終わらせる時がきたといえる。
◆〔特別情報1〕
仕事納めの12月28日、東京地検特捜部は、公選法違反の疑いで、前法務副大臣で衆院議員の柿沢未途容疑者(東京15区)と秘書4人を逮捕した。さらに自民党を揺るがす「裏金問題」では特捜部は同日、派閥から5千万円超の還流を受け、裏金にしたとされる大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の議員会館事務所や議員宿舎など関係先を家宅捜索した。池田佳隆衆院議員(比例東海)に続く2日連続の強制捜査となった。
まずは手始めに、捕まえやすい議員から逮捕しており、特捜部の本気度がうかがえる。これから年末年始はもちろんのこと、年明け1月末の国会召集まで、自民党安倍派の国会議員は眠れない日々が続くことになる。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)