… … …(記事全文1,992文字)◆『政権交代-小沢一郎最後の戦い』(2007年7月12日刊)
第6章 新進党結成から自由党の立ち上げへ
●辻棲合わせに新進党を結党する
自社さ連立の村山政権が成立し、小沢一郎は、野党に転落した。しかし、小選挙区制度の導入に成功していたので、敗北感は希薄だった。
そのうえ、このころの小沢は、盛んに「二大政党政治」を口にしていても、内心では、まだ本気でその時代の到来を考えていなかったふしがある。それは、羽田政権が誕生して間もない平成六(一九九四)年二月十日付の「新生党ニュース」に寄稿した「政策や考え方を軸にした政界再編は早い」と題する小沢の文章がそのころの気分をよく伝えている。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)