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板垣英憲（いたがきえいけん）情報局　～マスコミに出ない政治経済の裏話～

                    　    2023年7月15日

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世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で
行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速
報する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　政治評論家　板垣英憲

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◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊)
第５章　小沢一郎の敵と味方　
足並みの揃わない自民党軌行部
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　この総理大臣争奪相撲の観戦に当たって、まず、二人の力士について、基礎知識をおさらいしておこう。
　河野洋平外相は、昭和12年1月15日生まれ、当選10回、橋本龍太郎通産相が、昭和12年7月29日生まれ、当選11回。河野洋平の方が早生まれなので、小学校入学は1年上だが、2人とも、丑年で同い年だ。

　ついでに、自民党副総裁の小渕恵三は、昭和12年6月25生まれ、当選11回。幹事長の森喜朗は、昭和12年7月14日生まれ、当選9回である。
　揃いも揃った自民党首脳陣の4人が、丑年なのだ。こうなると、総理大臣レースを競馬にたとえるよりは、四頭の牛の大相撲といった方がむしろ、相応しい。
　河野洋平は、朝日新聞記者から政界入りした河野一郎(元農相)の二男、橋本龍太郎は大蔵官僚から政界入りした橋本龍伍の長男、小渕恵三は、小渕光平衆議院議員の二男で、三人とも二世議員、森喜朗の父は、町長を務めたので、政治家二世と言ってよい。
　河野洋平と橋本龍太郎は、いずれも共通点を持っている。それは、亡父が果たせなかった「総理大臣」への夢を、父に成り代わって実現するということだ。

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