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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

公明党は、自民党がこの先、他の政党とどのように結びついていくのか、かなり心配している。しかも、その主導権は自民党が握っている。連立解消を自ら持ちかけることのできない公明党は、最後は割を食うだけだろう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2023年5月23日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 公明党は、自民党がこの先、他の政党とどのように結びついていくのか、かなり心配している。しかも、その主導権は自民党が握っている。連立解消を自ら持ちかけることのできない公明党は、最後は割を食うだけだろう。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  岸田首相が勝負を賭けた広島サミットは、ゼレンスキー大統領の緊急来日の演出が、電撃的な色を添えるものと印象付け、支持率も上がって自民党内はホッとしている。いや上げ潮ムードといっていい。しかし、ゼレンスキーの登場がなかったら、まさに政治利用の茶番劇だった。上げ潮ムードの自民党内では、案の定、解散の声が上がり始めている。立憲民主党が不信任を出した場合、岸田は否応なく解散に打って出るという話も聞こえて来る。「舐めんな、コラッ!」ということで、この流れは既定路線らしい。解散総選挙の準備が出来ているのは、自民党だけ。野党各党はもちろんのと、与党である公明党でさえも、解散の準備は出来ていない。その機を狙って打って出ろというのが、いまの自民党内の機運のようだ。立憲の泉代表に、最も内閣不信任案を出してほしくないのは、20年以上も長きにわたって自民党と連立を組んできた公明党に他ならない。その焦りからか、公明党は、東京28区擁立容認を巡って、認めなければ東京選挙区の自民党候補者の推薦を見送ると、脅しをかける暴挙に出た。いままさに、亀裂が入らんとしている。以下、創価・公明の内部に精通する事情通からの特別情報である。 1969年(昭和44年)7月に行われた東京都議会議員選挙において、投票の終わった投票所において、時間外を理由に投票を断られた創価学会員が襲撃した事件「練馬区投票所襲撃事件」がある。それほど、練馬は創価学会の強信者が多く住む、創価学会にとって伝統のある地域といっていいほど重要な地域なのだ。その練馬において今回の統一地方選で、創価・公明にとって、あってはならない事態が起きていた。公明党にとって、あってはならない事態について、読売新聞の記事から抜粋すると、「練馬区議選(定数50)は、候補11人中4人が落選した。議会選の複数落選は異例だ。4人は最下位当選者の得票に30~69票届かなかった。公明は厳密な票の割り振りを行うとされ、当選ラインを読み誤ったとみられる。」ということだ。  一方で、足立区議選において公明党は、候補者13人が全員当選し、初めて区議会第1党となっている。自民党は候補者19人中7人が落選した。公明党が擁立を目指す衆議院東京28区について、自民党に脅しをかけるほど強気に出た背景には、足立区議選の結果があっただろう。と同時に、議席を落とした豊島区の焦り「練馬ショック」が裏返しにある。 【参考】自公の選挙区調整 自民党「東京28区譲らず」公明党に伝達 代替案は他の選挙区 2023年5月23日 TBS https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/500213
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