━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年5月22日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ウクライナ戦争はご免。隣接国のポーランドとバルト海諸国は、ゼレンスキーに停戦しろと裏で言っていた事実が、漏れ出てきた。隣接国は安価で危険なウクライナの農産品の輸入で、農民から突き上げられている。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。 5月下旬から6月初めにかけて、世界は変わると言い続けていたら、新月の5月20日に本当に大きく変わった。ウクライナの最前線のバハムートはついに陥落、ロシア側が解放した。去年のマリウーポル解放と同じ日だったのだ。しかも、ゼレンスキーが4年前に大統領に就任したのも5月20日だった。そして、サウジアラビアのジェッダで開催されたアラブ連盟の会議で、シリアが復帰。アッサッドの演説は、聞く者に感銘を与えた。カタルやバハレーンのように、まだアメリカについている国もあるが、ウクライナに兵器支援をしたモロッコも含め、シリアの復帰を祝福していた。それに比べて、広島のG7サミットは、世界中から失笑をかうお笑い劇場だ。ローマ帝国の没落でもわかるが、歴史の転換点では、施政者は大衆からかけ離れたところで暴力的、非倫理的なことをやって、世の中で何が起きているのか全く理解できないのだ。 さて、そのウクライナ戦線だが、5月8日にロシア軍がかなり大きなミサイル攻撃をおこなった。ドニエプロペトロフスク地区のパブログラドの軍事施設だったが、この時も、それまでにない規模の爆発が起きた。この時も、私はキノコ雲かと思ったくらいだ。軍の作戦本部があり、地下壕にはウクライナ軍の最高幹部数十名がいたらしく、その日を境に姿を消し、消息不明になっている人たちが数名いる。まず、ウクライナ軍総司令官のザルジュニー。インターネットでは、暗殺とか軍の内部抗争とかゼレンスキーに罷免されたとか、キプロスの休暇や部下の結婚式出席(両方とも昔の写真)とか、いろいろな噂が飛び交っていた。それが土曜日に、ドニエツク共和国の「ジョーカー」という愛国ハッカー集団が発表したのだが、ウクライナ軍に潜入している情報源の話として、上記のパブログラドのミサイル攻撃で重傷を負い、同市の病院に担ぎ込まれ数回手術を受け、意識不明ということだ。偶然かもしれないが、同病院の職員が、同日に、VIPが入院してきたことをソーシャル・メディアで書いている。ザルジュニーは、出たがり屋で、西側メディアのインタビューを毎週何回もやっていたのに、その5月8日以来、まったく出てこない。本当に元気であれば、インタビューで噂を否定するはずだ。また、この時から、ウクライナ陸軍の司令官であるシルスキー大佐も行方不明になっている。これも、ゼレンスキーから何らかの処分を受けたのではないかと噂されていた。そして、ウクライナ軍の正規軍ではないが、軍全体の半分近くを占める国防隊トップのタンチュラ将軍も消息不明になっている。これらの人たちは、みな同じ地下壕にいて、負傷または死亡したらしい。ほかにも数十人の将官がいたらしい。これが、事実とすると、ウクライナの「大反攻」は、絶対に実行できない。ザルジュニーは、軍の中でも人望厚く、この人の指揮がなければ、大きな作戦は絶対に不可能だ。いくらNATO軍や米軍が入って、英国軍が特殊部隊を派遣していても、ウクライナ軍を動かすことはできない。その上、ウクライナ軍は正規軍と民兵組織の両方で、バハムート方面だけで22の旅団(旅団は3500人)を投入していたが、それを2回転させたり、中には3回転させられた旅団もある。それから推測すると、多分、3分の1が死傷している。バハムートでのウクライナ軍戦死者3万人というのは、近代戦では非常に多い数字だ。これには、この半年以上ずっと行っている路上で誘拐して前線に送り込む動員兵だけでなく、NATO軍が2014年から訓練してきた将兵も含まれるので、戦闘能力のある人は、非常に少なくなっている。 ◆〔特別情報2〕 そして、バハムート陥落。最後に「飛行機」地区というのが600平方メートル残っていたが、それも土曜日の午後8時頃には平定した。ワグネルの兵士はアルコール厳禁だが、シャンペン・シャワーをやっている動画があり、ワグネルは泥棒も厳禁なので、一体どうしたのかと思っていたら、激戦の地だったバハムートの工場地帯にシャンペン工場があり、それがなぜか手付かずで残っていた。設備とともにシャンペン6百万本もあった、という訳だ。ワグネル兵士に対しては、プーチンも勲功のあった場合は、適切に褒章を行うことを発表している。このバハムート方面には総勢2万6千人のワグネル兵がいた。中心になっている司令官らは、やはり、ロシア軍の退役軍人で、アフガニスタン、イラク、シリアなどの歴戦の強者だ。今後は、ワグネルは、バハムートはロシア軍に委譲し、5月25日から撤退を開始、6月1日までには、撤退を完了する。その後、休養とともに、再編成、再装備、再訓練を行う。これから、チェチン軍が投入されるような気もするが、ワグネルはオデッサやハリコフの前線を任されるのだろうか。7月になればわかる。セルビア人兵などもプロの軍人なので、一時帰国しての休暇の後に、ウクライナ戦線に帰ってくるだろう。この所、バハムートの北西方面にあるクラマトルスクの軍施設(ドンバス地方への兵站のハブで、以前は、ドンバス分離主義者への懲罰作戦の本部があった)へのミサイル攻撃が続いている。ウクライナによるドニエツク市への砲撃は続いているが、ウクライナが砲撃の拠点としているアヴディーエフカもようやくこの2か月位、ロシアが攻撃を始めており、少しずつだが、状況は改善している。それにしてもバハムートだけで、ワグネルが総勢2万6千人に対して、ウクライナ側は死者だけで3万人だ。ワグネルの戦死者は1日10人から20人と、以前、プリゴージンが語っていた。ウクライナ側は、第2次世界大戦中のソ連軍と同じやり方で、自軍の歩兵を使い捨てにしていた。ソ連軍のやり方というのは、言ってみれば、戦国時代の合戦をテレビ番組が演出する時のように、足軽がワーッと出ていくやつだ。ゼレンスキーはこれをやって、ザルジュニーと対立していた。F16戦闘機問題は、世界中にF16がありすぎるので、どの国も処分したくて仕方ないのだ。これもウクライナを兵器ロンダリングに使う方便の一つだ。しかし、ウクライナ軍のパイロットは、技能は大したことがなく、ロシア軍パイロットとは雲泥の差だそうだ。しかも、ウクライナ軍の航空機はすでにほぼ撃墜されており、有能なパイロットは死亡、または、ロシア軍の捕虜となっている。もしF16が沢山入ってきたらどうするかだが、NATO軍は訓練すると言っているが、もともと技能レベルの低いウクライナ軍パイロットを短期間で訓練できる訳がない。結局、F16にNATO軍のパイロットをつけてくるのではないだろうか。 ◆〔特別情報3〕… … …(記事全文5,421文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)