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板垣英憲（いたがきえいけん）情報局　～マスコミに出ない政治経済の裏話～

                    　    2023年3月25日

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世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で
行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速
報する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　政治評論家　板垣英憲

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◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊)　
第１章　剛腕の強力なバネはコンプレックス
小沢一郎の幼少期
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　どんな人でも、その基本的な物の考え方や性格、性向は、幼少時代から大人に至るまでの間に形成されると言われている。この「人格形成」のプロセスを振り返れば、現在の姿が見えるという説がある。しかし、少なくとも、幼少時代の小沢一郎からは、いまのような剛腕や強腕のイメージは、浮かんでこない。
　小沢一郎は、昭和17年5月24日、東京・下谷で生まれた。干支は、「午」である。昭和20年3月に、東京大空襲から逃れ、岩手県水沢市に一家をあげて疎開した。小沢一郎は、まだ二歳だった。
　水沢市は、父・佐重喜の生まれ故郷であり、父母と姉二人の五人家族である。水沢市は、奥羽山脈と北上山地を両側に望む美しい北上川沿いの静かな町である。

　父は、衆議院議員だった。貧しい身から苦学して日本大学法科に進み、弁護士となる。
　東京市議会議員を経て、国会へと進み、郵政相などを務めている。
　母・みちは、荒木儀助の四女。荒木儀助は、千葉県議会議長を務めた。いわゆる名望家であったという。

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…（記事全文3,495文字）