━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年3月4日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) あとがき ─────────────────────────────────── 小沢一郎が、新進党の党首に当選した途端、日本の空気が一変した。野党の党首でありながら、まるで新しい「内閣総理大臣」が誕生したような、歓迎ムードが、漂いはじめたからである。 小沢一郎は、党首選挙で百二十万票を獲得し、ライバルの羽田孜前首相が獲得した五十六万票を圧倒して、当選を果たしたのである。 重厚な信頼感の厚い国家指導者の登場である。小沢一郎は、かつて日本を指導した吉田茂首相や佐藤栄作首相、あるいは、田中角栄首相のような本式の政治家の登場を感じさせる。その貫禄たるや前職の総理大臣である村山富市などは、言うに及ばず、与党の一つである自民党の橋本龍太郎首相などの政治家は、問題外である。まさに、待ちに待ったエースの登板である。 いつもは口さがないあの朝日新聞まで平成七年十二月二十八日付朝刊の社説で「小沢党首『出現』を歓迎する」という見出しをつけ、小沢一郎の党首当選を喜んでいたくらいである。 日本は、国内的にも対外的にも、「暴風雨」に見舞われている。敢然と立ち向かっていかなければ、大波に飲み込まれて沈没してしまう。 いまは平時とは違うのである。非常時である。戦艦「日本丸」の艦長は、凡庸であってはならない。腹がどっかり座った強い指導者である必要がある。 日本は、経済ばかりでなく、政治的にも、社会的にも、否、いまや軍事的にも、戦時態勢を敷かなくてはこの難局を乗り切ることは不可能である。… … …(記事全文3,350文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)