Foomii(フーミー)

板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

これから年末にかけてが山だ。ウクライナ戦線も、世界の金融業界も、中国内乱も、アメリカの選挙も、バレンシアガも、出るべきものは全部揃った感がある。今はほんのいっとき静かだが、爆発を待つだけだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年12月1日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これから年末にかけてが山だ。ウクライナ戦線も、世界の金融業界も、中国内乱も、アメリカの選挙も、バレンシアガも、出るべきものは全部揃った感がある。今はほんのいっとき静かだが、爆発を待つだけだ。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。  これから年末にかけてが山だ。ウクライナ戦線も、世界の金融業界も、中国内乱も、アメリカの選挙も、バレンシアガも、出るべきものは全部揃った感がある。今はほんのいっとき静かだが、爆発を待つだけだ。ロシアは、9月の召集兵30万人の訓練を終了し戦場に配置し、また、冬用の戦車をウクライナに送り込んでいる。これに対し、西側の送る兵器は、ナポレオンやヒトラーと同じで、ロシアの冬将軍など考慮してない。仮想通貨の取引所FTXの倒産で、ハザール金融犯罪は、中央銀行はじめFTXまで、無から通貨をでっちあげ、一般人からお金を巻き上げるシステムなのだと再確認したではないか。中国共産党支配下で諦めて生きていた人達も、自分たちが変えることができると思い始めている。カタールで開催中のサッカー・ワールドカップでさえ、グローバリストのLGBTQレインボー・フラッグと、まともなイスラム教徒の伝統的価値観の対立の場になっている。これから急転直下、世界が変わる。  ウクライナ戦線は、このところ、第一次世界大戦の「西部戦線」の様相を呈している。塹壕が水浸しで、泥水になっている。戦闘服も装備もドロドロだ。ヘルメット、帽子、靴、銃弾まで、ドロドロだ。この泥水に足がつかると、命取りになる。西側の戦車は、こんな戦場を想定してないので、泥道で空回りして動かないどころか、泥の中に戦車全体が沈んでしまい使い物にならない。それに対して、ロシアが新たに送り込んでいる戦車は、準備万端整った冬の迷彩色の白塗りだ。ウクライナ側は、修理工場も爆撃されているので、こんな白塗りなど、とても手が回らない。雪は積もり始めており、あと1週間もすれば、凍土ができ始める。それからがロシアの本格的な攻勢で、これで決着がつく。ロシアはヘルソン市のドニエプル川右岸(ウクライナ側)から撤退し、ロシア系住民は十数万人が左岸やロシア国内に避難した。右岸に残った住民には、ロシア側とみなされれば、ウクライナ軍の粛清があり、1千人位は殺された。拘束される理由が、「ソ連時代に軍務についた」、「左岸に避難する人達を自動車やボートで輸送した」などだ。ウクライナが来ても自分は安全だと思って残った訳だが、ウクライナ軍は容赦しなかった。また、残った人には召集令状を渡して、戦場に送っている。一般に、ウクライナ政府の考えは、ロシア系住民は、召集の優先順位が一番で、まずは、皆殺しにする。ヘルソン市右岸にウクライナ軍が入城した時の動画は、キエフからクライシス・アクターを連れて行って、地元民が喜ぶ様子を演出したのだが、それにしても人の数が少なすぎ、閑散としていて、ロシア軍入城とは雲泥の差だ。ウクライナのトップ・ミュージシャンがヘルソン市の中心部の広場で路上コンサートをやったら、おばさん達が5人位しか集まらなかった。そういうのを見ていると、やはり、勝負はついていると思う。ウクライナ側も、右岸の住民を避難させたのだが、子供や障碍者など数十名をウクライナ国内に移動しただけで、言い訳づくりに過ぎない。そのため、一般市民は、各自、車でウクライナ軍管理下から逃げ出しているのだが、数キロの列。しかも、軍の検問所があるので、逃げ出せるのかは不明だ。  先日、ユーチューブでイタリア料理番組を見ていたら、次のお勧めがSkyNewsのウクライナ戦況だったので、あちら側は最近何を言っているのか知りたくて、見てみた。どこかの教授がコメンテーターとして出てきて、「ロシアに比べウクライナは装備が優れており、訓練もよく、ウクライナ勝利間違いなし」と言っていた。前線には、もうウクライナ兵はおらず、「外国の傭兵」やNATOの正規兵ばかりになっていることや、塹壕が「西部戦線」状態になっていることなど、全く知らないのか、誰かに脅されてそう言わなければならないのか、いずれにしてもテレビは信用してはならない。EU30か国の中で、小国の20か国はウクライナに提供できる兵器はもうない。ドイツ、フランス、イタリア、オランダなどは、余裕はあるとはいえ、銃弾の在庫がドイツでは4日間分、フランスでは2日間分なので、現在、軍事産業がフル操業のロシアには到底太刀打ちできない。ロシアはソ連時代の悪習が続いていて、従業員数は多いが、ぶらぶらしていて、実際に働いている人は少ない。それがかえって、このような非常時にはプラスになり、新規採用もせず、今は余裕の3交代で稼働している。また、ポーランドは「傭兵」を多数送り出しているが、この10か月間で少なくとも1200人が戦死、数千人が負傷している。その「傭兵」も、ポーランド国内での葬儀の動画を見ると、軍としての葬儀になっているので、間違いなく正規兵だ。ウクライナの墓地の戦死者の墓の動画は、最近では、ウクライナ政府がインターネット公開を禁止したが、本当に戦死者が多い。最近は、墓石なしの土まんじゅうもふえてきた。 ◆〔特別情報2〕  別の最前線で、ロシアの傭兵会社ワグネルが担当しているバハムート=アルテモフスク地区では、ワグネルが夏からずっと攻防を続けていて、いつまでも決着がつかなく不思議だった。実は、戦術として、この地区に、ウクライナ軍を引き寄せてそれを叩き潰すのを、この数か月やっていたのだ。ここでもウクライナ軍は被害甚大で、ニューヨーク・タイムズでさえ戦死者が毎日250人と言っていて、多数の負傷者はありとあらゆる輸送手段でピストン輸送。地元の病院は200人しか収容できないので、ハリコフまで送っている。ドラッグで頭のおかしくなっている兵士が多く、また、ここでもポーランド兵が多数戦死している。ワグネルの創立者のプリゴージンは、最近、アメリカ政府のお尋ね者になり、25万ドル懸賞金がかかっている。モスクワ近郊に宿泊施設付きの大きな研究センターを開所したばかりで、軍事研究や技術開発の分野でも、若い人達を啓蒙し始めた。しかし、ワグネルの兵士が負傷して動けなくなり、もはやこれまでと頭を自分で撃ちぬいて自殺する、ウクライナ側のドローン映像を見ると、武士道はこんな所で生きているのかと思う。ワグネルでは、外人部隊が最近結成され、その司令官がアメリカの海兵隊の将軍だというので、驚いた。チェコ、フィンランドの人も参加しているそうで、これらの国でもダボスの言うままの現政権に不満な人はいたのだと少し安心した。そのうち、詳細は漏れ出てくるだろう。
… … …(記事全文5,741文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:105円(税込)

    ひと月まとめて購入するとさらにお得です。

    価格:1,048円(税込)

    2022年12月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する