Foomii(フーミー)

板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

菅グループの立ち上げは、「今は時期ではない」と参院選後に先延ばしにしたことにより、動きが止まっている。政界では、菅は安倍・麻生からの切り崩しを受けたとみられている。しかし真相はそう単純なことではない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年5月11日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 菅グループの立ち上げは、「今は時期ではない」と参院選後に先延ばしにしたことにより、動きが止まっている。政界では、菅は安倍・麻生からの切り崩しを受けたとみられている。しかし真相はそう単純なことではない。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは日本の政界事情通からの特別情報である。  菅前首相による菅グループの立ち上げは、「今は時期ではない」と参議院選挙後に先延ばしにしたことで、動きがピタッと止まっている。いま政界では、菅前首相は安倍・麻生からの切り崩しを受けたとみられている。もしもここで菅グループが立ち上がったなら、総理復権を目論む安倍にとっては算段が大きく狂う。かなりの脅威なのだ。切り崩しには当然カネとポストの話が出てくる。菅にとっても、十分悪くない話だっただろう。自民党を割らず、自民党内で派閥をつくって、カネとともに閣僚ポストももらう。昔から、自民党を割るむような動きをしたら、米国からガツンとやられるため、結局、コップの中の嵐に留めてしまう。  自民党政権が続くことによって、米国は日本から資金をとることができる。だから自民党内での派閥の取り合いで終われば、米国は何も言わない。  日本人はとにかく勤勉で、素晴らしいシステムのもとで、カネをつくり出す。その大半が特別会計に持っていかれている。官僚もそのカネをかなり使っているし、しかも、各省庁には、300兆円~400兆円もの別枠でプールされた資金がある。財務省となると650兆円ほど隠しているといわれている。そうした隠しガネは、虎ノ門に2万5千団体ほどあるといわれる各省庁の外郭団体に流れていく。国家予算のなかからも4兆円~5兆円は流れている。天下っている元官僚は、週に2回ほど秘書付のタクシーで出勤し、ほとんど何もせず、1億円~2億円もの退職金をもらって、次の団体へと3回くらい渡っていき、最終的には5億円から6億円も貯まる。それがあるから、現役の官僚たちも何も言わず、言いなりになっている。  そうした背景もあってだろう、安倍と麻生は菅を呼び、そして「菅君、これでひとつ、自民党に協力してくれよ」と30億円~50億円を菅の眼前に置き、「黙って持って帰ってくれんか。仲間じゃないか」と言ったという話だ。ポストも用意すると約束したという。一方で、菅にはカネとポストの約束だけして、カネはまだ渡していないのではないかという話もある。 「菅勉強会」が立ち上がる前に、空中分解すれば、「菅は失敗した」ということになるが、もし立ち上がったら、「菅は裏切った」といわれるかもしれない。
… … …(記事全文3,222文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:105円(税込)

    ひと月まとめて購入するとさらにお得です。

    価格:1,048円(税込)

    2022年5月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する