━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年4月13日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自民党内のある財政会議で、安倍派と岸田派で「アベノミクス」の評価で二分する大激論となる。安倍晋三は、「アベノミクス」を少しでも批判されると、持ち前の癇癪が火を噴き、烈火のごとく怒り始める。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは自民党二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。 自民党内のある財政会議に、安倍派と岸田派が、「アベノミクス」の評価を巡って大激突していた。安倍晋三自身も出席し、古屋圭司や稲田朋美など、閣僚ポストを狙う「安倍の太鼓持ち」の面々が前列に居並んで、我先にと手を挙げては「アベノミクス」をこれでもかと競って持ち上げる発言を繰り返していた。それに対して、後ろに並ぶ岸田派の面々は「いや、ちょっとそれは違うのではないか」と、批判的な意見を挟み始めると、安倍派と岸田派で、「アベノミクス」の評価を巡って喧々諤々、持ち上げたり、こき下ろしたりと、くだらない応酬が延々と続いていた。あまりの低レベルさに、他の議員は沈黙を守りつつ、嘲笑をこらえるのに必死だったという。 安倍晋三は、「アベノミクス」を少しでも批判されると、絶対に批判を許すまいと、持ち前の癇癪が火を噴き、烈火のごとく怒り始める。 その安倍から遠ざけられて更迭の声まで出始めたのが、高市早苗だ。女性初の総理と持ち上げられている高市早苗は、自分の構想を勝手に練って、高市内閣の閣僚や党人事まで構想して「ブレーンになって」「あなた幹事長して」と、安倍に相談もなくあちこちに声掛けをしていた。そのうちの一人が、二階派を退会で大騒動した片山さつきだった。二階は「おかしいじゃないか。引き抜きをするんか」と激怒して、安倍のところに苦情を言った。派閥の引き抜きは、表向き禁止としている。しかし、引き抜きといっても、実際に引き抜きの声を掛けたのは、萩生田光一経産相であり、高市早苗は、まだ実現もしていない自分の内閣への呼び込みだった。しかも、安倍派への復帰に派内から批判が殺到していまだに復帰できていない高市早苗の話につられただけに、片山さつきも安倍派に入る目途は立っていない。11日に都内で開かれた片山さつきのパーティには、退会した二階派の二階会長の姿はもちろん、安倍の姿もなかったようだ。参議員の片山さつきは、今年改選であり、あまり尾を引くと選挙に影響する。ただし、大蔵省(現・財務省)のキャリア官僚だった片山さつきは、財務省の人脈もあって、財界各業種のいろんな世話を手厚くしてきている。そのため選挙はなかなか強い。ただ、どこか派閥に入らないと、厳しい選挙になるかもしれない。 ◆〔特別情報2〕 初の女性総理の女性内閣にと、片山さつきに声を掛けたのは、高市早苗だったが、安倍派に誘ったのは、萩生田光一経産相だ。その萩生田は安倍晋三の側近中の側近で、加計学園との関係も深いことは国民の知るところとなった。ところが、いま岸田内閣で閣僚に抜擢されたためなのか、「アベノミクス」の批判を口にしたことで周囲を驚かせている。ただ岸田の顔色を伺うような素振りを見せてはいるけれども、最終的には、安倍を裏切ることは出来ないだろう。ただし、安倍から独り立ちしたいという思いはあるのだろう。とはいえ、萩生田は叩けば埃だらけだ。特に、学生時代の女性問題(レイプ事件?)が、山ほどあるといわれている。安倍から離れて総理を狙うにしても、その問題がリークされるだろう。… … …(記事全文3,503文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)