━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年3月11日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中国はパラリンピックが終われば、台湾侵攻を決行する。6500人の突撃部隊を台湾本土に上陸させる準備を進めている。米軍は、3万人の部隊を台湾に送り込んでいる。中国は通常兵器ではない兵器を使うだろう。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、中国の内部情報に精通した事情通からの特別情報である。 中国北京政府は3月の第一週時点で、台湾侵攻を決行するかどうかの判断を3月11日までに決めるとの情報が伝わってきた。9日の全人代において、人民解放軍に対して戦争の準備を始めるようにという話が出ている。ちょうど一カ月ほど前の2月10日頃、人民解放軍に対して「戦争の準備をしろ、武器の手入れをしろ、食糧の確保をしろ」といった戦争体制への命令が既に出ていた。さらに追い打ちをかけるように全人代で、「戦争準備にかかれ」と言い出したということは、やはり台湾侵攻があるのではないかとの見方が強くなっている。 中国という国は、共産党が軍事的な決行をやると言ったら、結果はともかく、必ず決行する。それが中国共産党だ。やると決めたら、後には引かない。状況がどうであれ、それで結果が悪くなろうとも、やると決めたことを、やらないということはあり得ない、そういう国だ。他国が何を言おうとも、自分たちがどうするかということについて、いったん共産党が決めたことは覆すことはできない。常にそういうやり方できている。ただし、今回の侵攻については、プーチンが先にウクライナに侵攻して、国際社会から猛烈に批判され孤立してしまっているのを見て、中国共産党としては、ここで台湾侵攻を決行するとどういう状況になるかということを重ね合わせているはずだ。 しかし、一足先に侵攻を決行したプーチンからは、中国に対して「台湾侵攻はどうしたんだ?約束が違うじゃないか。早くしろ」と中国の尻を叩いているという話だ。 計算高い中国としては、先にロシアにウクライナ侵攻をさせて、その状況をみてから、台湾侵攻をいかに決行するかを決めようという算段をしていた可能性もある。中国という国は、そういう強かさがある。 そうしたなかで、王毅外相が4日全人代にあわせた記者会見で、ウクライナ情勢に関して「必要な時に国際社会とともに必要な仲裁をしたい」と述べた。しかし、それ自体がどうもおかしい。台湾を統一するということは公言していることであり、やらざるを得ないはずであり、互いに「侵攻」をする約束のなかにありながら、仲裁などできるはずがないところだ。ロシアが侵攻したチャンスにやってしまえということになるのか、余談を許さない。… … …(記事全文2,831文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)