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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著  附録第三 シオンの議定書  第十二議定書 (2)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年2月12日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著  附録第三 シオンの議定書  第十二議定書 (2) ─────────────────────────────────── 前回からのつづき  文學とジャーナリズムとは最も重要な二大教育機開である。それ故に吾々の政府は定期刊行物の殆ど全部の所有主となるであらう。そして個人的新聞の害毒を中和して終って民衆の上に大きな勢力を有するに至るであらう。比較的獨立の新聞と吾々のとの此例は一と三にする。併し民衆はそんな事情は考へても見ないから、吾々の登行する新聞は巧妙な方法で民衆を吾々に信頼させながら反對意見の方を支持する。こうして吾々は敵を引附けるのである、敵は警戒をしてゐないから吾々の陷穽に落ち無害なものになる。  重もなる新聞と云ふのは機関紙的なものである、それ等は絶えず吾々の利盆を擁護し、従て彼等の勢力は比較的弱い。次には半官的のもので、その役割は吾々の方へ無関心の人々及中立の人を引き入れるのである。第三には明白な反對新聞で、少くも紙面の一部に於て吾々を攻撃する。そこで吾々の本当の敵は此の反對論を眞實と思って彼等の腹を見せて終ふ。  吾々の新聞は總て色々違った主張を持ってゐる、或者は貴族政治的であり、他のものは共和主義又は革命的で無政府主義のもあるが、之は勿論今の憲法が存続する間の話しである。印度のヴイシユヌー神の如くに、此等の諸新聞は百本の手を持ってゐて、その一つ一つが與論の各層に衝動を與へる。煽動時代には此等の手は吾々の意見に従って與論を導くことに役立つ、それは興奮した人々は理窟は考へないで容易に指導されて終ふからである。馬鹿者は自分の党派の新聞の主張を反映して演説をしてゐる積りでゐるが、何ぞ知らんそれは吾々の意見か叉は少くも吾々が彼等に與へたい意見を宣傅(宣伝)してゐるのである。彼等の同志の新聞に附いて行くと信じつゝ、吾々が彼等の為に拡げてゐる旗について来てゐる。  吾々の新聞陣営が吾々の計画を敷衍し得る為には、吾々は大なる注意を以て言論機関を組織せなければならぬ。中央新聞局と云ふ名目で吾々は文筆者の會合を設け、其處(そこ)に吾々の覆面の手先が居て合言葉と符牒を與ヘる。吾々の新聞は吾々の政策を批判したり之に反對したりする、勿論根本には触れずに表面的のこと丈である。又機関紙に對しても空砲を放ち、起った出来事に就て詳報しなければならんと思ってゐる様な鮎を、補足出来るようにして呉れる。併し之等の方法は必要な場合以外には用ひないのである。新聞が吾々を攻撃することは、新聞がまだ全然自由を失ってゐないと云ふ感じを民衆に與ヘることに役立つのである。それは又吾々の手先が、反對党は意義の無い反對説を立てゝ居る、それが証拠には政府の政策を反駁する本当の根拠が無いではないかと説き廻る機會を與ヘるのである。かゝるやり方は一般の注目を避けて民衆に政府信頼の念を増させるのに最良の方法である。この方法によって状況に応じ、政事に関する民衆の威情を激発したり、鎮静したり出来るのである。吾々は或時は眞實を或時は嘘を注ぎ込んで、人を説き伏せたり、逆用したり出来る。或時は事實を根球とし立論し或時は之に反對したりするが、それは民衆に如何なる印象を與ヘるかによって違ふ、要は深い注意を以て足下の地面を探りそれから足を踏み入れるのである。吾々は常に理屈では敵に勝つ、それは敵が根本的に證明することの出来る一つの新聞を持たないからである。のみならず吾々が新聞界に押し附けた制度のお蔭で、吾々は眞面目に反駁する必要もない位である。又吾々は半官紙を用ゐて、反對新聞に吾々が掲げさした與論の風見気球をも強く否定することが出来る。  フランスの新聞界にはフリーメーソンの相互聯帯(連帯)が成立して居り合言葉もある。凡ての言論機間は職業上の秘密で結ばれてゐる。既に過ぎ去ったものでも、前兆だったものは如何なる新聞も命令でなければ秘密を暴くものは無い。誰も之を敢てしないのは、文學指導者の仲間に這人るには、豫て何か恥づべき事をしたことのあるもので、その後不謹慎なることがあれば、直に之を暴露することになってゐるからである。この不行跡は極めて少数の人に丈知られてゐるのであるから、新聞人としての権威は外國迄も拡がってゐる、そして民衆の間に名聲を博してゐるのである。
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