━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年12月11日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著 五、猶=英帝国主義の秘密政治機関と見られるフリーメーソン(實証)―(1) ─────────────────────────────────── 英國貴族とユダヤとがフリーメーソンによって緊密に結ばれてゐることは實際政治の上に影響を持つのである。千八百十三年に於ける二大組合の統合以来フリーメーソンは猶=英帝国主義の最も恐るべき最も有数な秘密武器となった。これを確める幾多の証拠がある。 英國はフリーメーソンの援助によって反國家革命を欧洲大陸の諸國に起させ戦争迄勃發させて諸民族の力を弱めた。奈翁(ナポレオン)戦争の直後英國は西班牙(スペイン)革命によって之を弱らせ西領殖民地を奪ひ取り、西班牙(スペイン)國内殊にジブラルタルに自國の勢力を強化した。英國フリーメーソンは秘密諜報部員となってコムネロスと云ふ西班牙(スペイン)秘密結社と連携をとってゐた。千八百二十二年にはコムネロスは結社員七萬人を数えスペイン全部に細かな網を張ることが出来た。ルイ十八世のフランスもフリーメーソン及スペインのフリーメーソン式秘密結社の革命煽動で脅かされるに至った。 千八百二十二年には欧羅巴(ヨーロッパ)の大國はヴエロナに會議を開催してスペイン問題を解決する必要に迫られた。併し此の會議は満足に解決出来なかったので、フランスは千八百二十三年にスペインの軍事占領を除儀なくされた。フランスは之によって英國が煽動する革命騒ぎが自國領土に及ぶのを阻止したのである。フランス軍がスペインを占領すると、時の英國外務大臣カンニングは佛-西戦争に就て次の如き公式聾(声)明を出した。 之に對處(対処)する一策はフランスに對(対)して戦争をすることである。がまだ一つ他に策がある、それはスペインを競争者のどちらが手に入れても無駄になる様にすることである。それは寧ろ無駄と云ふよりも有害にするので、取った方が却て損をする様にするのだ。予は右の最後案を取ったのだ、諸君はフランス軍がスペイン領に侵入してカデイクスを封鎖するのを傍観せなければならなかった苦痛はあったが、その代りに吾々は代償を獲て居ると思はぬか。 予はスペインを別の角度から観た。予はスペインと印度とを観たのだ。予は印度地方に新しい世界を起すことに呼びかけてバランスを取った。予はフランスにその侵略の有らゆる結果を任かせた。 予はスペイン侵略の代償を次の様に考へた、フランスの思ふ儘(まま)にさせるとその内重荷扱ひにし之を手離なさうとする外なくなる。之が西班牙(スペイン)占領問題に對(対)する予の答である。予は此の國の無限の力に想を及ぼす時に戦争を恐れざるを得なくなる。予は闘争に參加する為に彼の旗下(きか)に馳せ參ずるものは、不平分子と時局を憂へる總(すべ)ての有識者、善かれ悪かれ彼等の祖國の現状に満足してゐない總(すべ)ての人々であることを知つてゐる。 此ゝる状態を考へると予は盆々心配が募るのである、それは恐らく人類史上未だ見たことのない所のより恐る可き権力が大英國の手の中にあるからである。併しこの偉大な力を持つてゐることは宜しいが、之を以て巨人の如く振舞ふことは暴政になり勝であるのだ。此の力を所有することは吾々に安全威を與(あた)ヘるのである。そして吾々の仕事はその力を使ふ機會を求めてはならぬのである、但し一部分小出しに使ふこと及び双方の大袈裟な人々が彼等の仲裁者を敵に廻はす様なことが無い様に注意を促がすに足る程度に使ふのは止むを得ない。吾々の邦の有様は詩人が書いた風の神に譬(たと)へられる… … …(記事全文2,779文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)