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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

自民党の選挙の裏金は、新潟だけの話ではない。自民党では全国的に普通にあること。特に初出馬のときに地元県議のドンが出てきて、必ず千万単位のカネを出せと強要してくる。みんなやられている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年12月6日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自民党の選挙の裏金は、新潟だけの話ではない。自民党では全国的に普通にあること。特に初出馬のときに地元県議のドンが出てきて、必ず千万単位のカネを出せと強要してくる。みんなやられている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、自民党二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。  泉田裕彦衆議院議員が告発した自民党の裏金問題だが、ああいうことは、自民党候補者は、一度はみんなやられている。新潟だけの話ではない。ただ、泉田の場合は、保守勢力が前長岡市長の森民夫を推して出馬させたことを憎んでいたのだろう。泉田は約3万4千票とり、森は2万票だった。小選挙区で勝利した無所属の米山隆一は約4万5千票とって当選しているので、泉田にしてみれば森が出ていなければ、森の2万票と合わせて5万4千票で、米山に勝てたはずだと思っている。その恨みつらみから、今回の裏金暴露になっただろう。  しかし自民党の裏金は、新潟だけの話ではない。自民党では普通にあることだ。全国的に自民党は、特に初出馬のときには地元県議のドンが出てきて、必ず千万単位のカネを出せと強要してくる。みんなやられている。もう10年以上前になるが、大阪府の某選挙区の候補者は、3千万円出せと地元ドンに言われた。要求ではない、強要であり、その候補者も後援会長も地元ドンに「首を絞められた」と顛末を語っていた。  大阪の候補者は、3000万円強要された後、候補者の後援会会長が大阪府連に掛け合い、大阪府連に500万円を寄付し「これで動いて下さい」と言って事を納めたのだという。新潟の泉田もそうすればよかっただろう。1千万円単位でふっかけてくるのは、必ず地元県議のドンだ。その場合、「党に献金」と言いながら、半分以上は自分が抜いて、残りを配る。それと同じことを安倍は、広島の河井案里の参院選でやった。ただし、カネは自民党から二階を通じて資金を出させ、半分を安倍が抜き、残りを河井克行に配らせた。まさに金権政治であり、自民党の選挙は、昔からそれでやってきた。相手の足下を見て、選挙に勝ちたいという弱みにつけこみ脅しにかかる。特に、初陣の場合は、地元ドンと呼ばれる県議がたかってくるのだ。  ちなみに、大阪では別の候補者が、茂木幹事長との個人的な関係を使って、茂木が政務調査会長だった時代に公認を得ている。こういう特殊なケースを除いて、必ず地元のドンがカネをたかりにくる。まるで、暴力団が縄張り内の飲食店に強要する「みかじめ料」みたいなものといえる。それが自民党の選挙の仕組みなのだ。 ◆〔特別情報2〕
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