━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年10月12日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山本太郎が東京8区から出ていれば、自民党崩壊の蟻の一穴となり、野党共闘の成功が日本全体に波及しただろう。しかし山本太郎は断念した。調整できなかった枝野代表の責任は大きい。そして山本太郎は株を上げた。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 菅義偉前首相が次の選挙には出ないという話が出始めている。出ないというより出られないようだ。ハマのドンこと藤木幸夫会長が完全に菅離れを決めており、藤木会長の支援なくして菅前首相は選挙に勝てないことがはっきりしている。2万票から3万票は間違いなく減るし、資金援助もない。菅は、選挙の度に5千万円もの資金を藤木会長から受けていたという。しかし、票も資金も得られないとなると、菅は前総理でありながら落ちる危険性が高い。前総理が落選という前代未聞の汚名を歴史に残すよりは、ここで引退を決意したほうがいいとその方向にあると、自民党内ではもっぱらの評判だ。ハマのドンこと藤木幸夫会長をよく知る横浜の事情通も、「まだ具体的な話としては伝わってきていない」という前提ながら、「菅さんは、選挙区でも過去の人になりつつある。野党が協力してやれば、菅さんといえども落ちる危険性は高い」という。さらに、「実際に藤木会長は、命を賭けて菅を選挙区から落とすと言っている。それも昨日、今日(言い出した)話ではない。まずは総理を降ろす、次は選挙区で落とすと息巻いていた。菅は、比例区では通るだろうけれども、前総理が比例から出たり、比例で復活当選したりというのは、みっともない話だ」という。藤木会長は、菅潰しに命を賭けて、横浜市長選で野党共闘に尽力した。その横浜の日吉駅で11日の18時から山本太郎が街宣し、その演説のなかで、東京8区からの出馬を断念したことを発表した。ハマのドンこと藤木幸夫会長をよく知る横浜の事情通からの情報である。 自民党は二階派がガタガタしている。二階派を菅に譲って菅派になるという話が出ていたようだが、しかし、菅は派閥の親分になれるような人間味のある人ではない。根本的に人間力がない。 その菅前首相のお膝元である横浜の日吉駅で、山本太郎が東京8区の出馬の断念を宣言したことは、何かと憶測を呼ぶところだ。だが、山本太郎の場合は、神奈川から出るよりはやはり東京から出たほうが、比例票がとれるだろう。東京15区から出るのではないかという話も聞く。東京15区は、カジノを含む統合型リゾート(IR)参入を巡る汚職事件で、収賄罪などに問われた秋元司の選挙区だ。東京15区からは、柿沢未途が希望の党から出て敗れ、比例で復活当選している。その後、立憲民主党にも国民民主党にも加わらず、無所属のまま会派は、「立憲民主党・無所属」となっていた。それも10月4日の首相指名選挙で岸田文雄に入れたことで、「立憲民主党・無所属」を離脱している。 ◆〔特別情報2〕 それにしても枝野には腹が立つ。はっきりいって、野党の癌だ。見識もなければリーダーシップもない枝野が依然として野党のリーダーとして立っているということは、救いようがない。山本太郎を東京8区から出せば、間違いなく石原を落として、自民党を崩壊させる蟻の一穴になっていただろう。なぜ東京8区を山本太郎に渡せなかったのか。吉田晴美を比例の上位にするとか、来年の参議院にまわすとか、方法はあったはずだし、その方向で決まっていたのではないのか。 山本太郎が8区から出ると聞いたときには、さすが山本太郎だと思った。石原伸晃に殴り込みをかけて、自民党の解体に挑むことが出来るのは、山本太郎しかいないし、野党共闘が成功する千載一遇のチャンスだったし、蟻の一穴どころか、モグラの一穴以上の起爆力があると楽しみにしていたら、断念したということで、本当に残念だったし、同時に枝野に対して腹が立って仕方がない。しかし、山本太郎は、野党共闘のために降りたことで、彼の株は上がった。どこから出るのか、日本中が注目しているだろう。私は、山本太郎を応援している。彼のような人でないと、世の中を変えていくことはできない。… … …(記事全文3,663文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)