━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年7月20日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 小山田圭吾氏の、過去の執拗な「いじめ自慢」への批判殺到による開会式音楽担当辞任は、菅政権そのものを象徴している。「東京オリパラ」負のスパイラルは、秋の解散総選挙の後の政権交代を暗示している。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 時の総理が、福島の現状を「アンダーコントロール」と嘘の大風呂敷を広げて誘致した「2020年東京オリンピック」だが、負の連鎖が直前まで止まりそうもない。東日本大震災からの「復興五輪」のはずが、新型コロナに「打ち克つ証の五輪」に変り、そしていまや対中戦争の一環として後戻りできない「忍耐と犠牲の五輪」の意味合いが濃厚になってきた。振り返ってみれば、「ババア」発言が常とう句だった森喜朗前組織委員長の女性蔑視発言による辞任、続いて容姿嘲笑のアイディアで開閉会式演出「統合総括」辞任に追い込まれた佐々木宏氏、そして開会目前に至っては、幼少期から学生時代の執拗な「いじめ自慢」で開会式音楽担当辞任となった小山田圭吾氏と、「いじめ」オンパレードの混乱が続く東京五輪である。これはまさに、安倍・菅政権そのものの実相を象徴しているとしか言いようがない。根本はそこにあるから、負の連鎖が続いているということだ。それが証拠に、今回の五輪開催の裏では、一向に収まらないコロナ禍の原因を「飲食店」を悪者に仕立てた「いじめ」が続きいまも大問題になっている。しかも、飲食店への圧力ともとれる金融機関からの要請の方針を関係閣僚会議で共有しておきながら、その認識を発言した西村担当大臣が集中砲火にあうと、菅首相は「承知していない」、麻生財務相は「放っておけ」と知らん顔を決め込む。一方で、前総理の安倍は、「反日的な人が五輪開催に強く反対」と発言し、犠牲を強いられ不安を訴える国民に反日のレッテルを貼って、分断を仕掛けてしまっている。国民の分断をもたらす発言自体、「和をもって尊しとなす」とする日本の精神にあるまじき行為である。安倍から菅へと受け継がれた政権は、この思想の根底に「いじめ」体質が続いていることは明らかだ。ただし、その手法が違う。安倍は敵と味方に分断する、あからさまな「いじめ」であったのに対し、菅の「いじめ」は、表だった行為ではなく、陰で締め付ける陰湿さが加わっている。 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは19日の会見で、「(小山田氏は)現在では高い倫理観をもって創作活動をされているクリエイターの一人である」と留任を明言したというが、このような状況下で「高い倫理観」などと簡単に修飾できるところがいかにも安易だ。 ◆〔特別情報2〕 いわゆるサブカルチャー界では今回の「いじめ武勇伝」とともに有名な存在だった小山田圭吾だそうだが、彼の存在を知らない筆者としては、52歳現在の小山田圭吾氏の姿から、辛辣ないじめ武勇伝が俄かには結びつかなかった。ヒット曲といわれる「恋とマシンガン」というタイトルに片鱗があるのだろうかと、ユーチューブで聴いてみたのだが、そこに映し出されている若かりし頃の小山田氏の姿を見ても、やはり悪辣な「いじめ武勇伝」を語る人物なのかと目を疑った。やはり、人格的に裏と表があるということなのか、ジキルとハイドか、それともサイコパスなのかと疑問符が続いた。 経歴をみたところ音楽一家の血を受け継ぐ小山田氏は、日本のサブカルチャー音楽で才能が開花したということらしいが、その経歴のなかに親の離婚という一文が目に入った。それがいつのことなのかはわからないが、彼の「いじめ」行為とその体質に影を落としていたかもしれないと想像した。 さらにJ-castニュースによると、『当時の「いじめ」武勇伝の幼稚園での思い出として小山田氏は、「フリッパーズ・ギター(編注:小山田氏が所属していたバンド) お洒落な不遜」と題したインタビューで、幼稚園での思い出として「○○ちゃん(伏字は編集部)ていうちょっと知恵遅れの子がいて、クレヨンを投げまくって先生にひっぱたかれていたのを思い出すな」と語っていた。』ということだ。クレヨンを投げまくる子どもをひっぱたく幼稚園の先生の姿も、彼の人格形成に影響を与えたことがうかがえる。とはいえ、35年以上前の時代だ。当時は珍しいことではなかったかもしれない。ただいえることは、そのツケは35年たって、いまや国家的事業に変貌した五輪に影を落としてしまったということだ。… … …(記事全文3,896文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)