━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年7月18日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著 第六篇 近代のユダヤ運動 第三章 ロシヤ革命と猶太(1) ─────────────────────────────────── 露人革命に適せす……ロシア國内にユダヤ人居住区域限定の必要……那翁(ナポレオン)一世も反ユダヤ勅令を發布す……チンメルワルド會議……キンタール会議……露國に於けるユダヤ人アルベール・トーマの活躍……露國殊に波蘭(ポーランド)地方に於けるユダヤの苦難……ブンドの通告……米國のユダヤデー……イスラエル・ザングウイルの米國ユダヤヘの飛檄……米國ユダヤ、コングレスの回答……日本公債応募者シツフ再びロシア革命に尽力……革命直前の状況……革命勃発……皇帝退位……ユダヤ人トーマの満悦……ケレンスキー支持……十一月革命では新政府の官吏の八十二%が猶太人……ユダヤ人の凱歌……存続への努力……オムスク政府の崩壊とユダヤ……デーニキン軍の敗戦とユダヤ……ユダヤ言論機關の悲鳴。 前数章に述べた所によつて、日露戦争前からユダヤ、フリーメーソンはロシア革命に狂奔し日露戦争最中に其の第一矢を放つた事を理解せられたと思ふ。 ロシヤにも昔から幾度か反乱はあつたが、大事には至らなかつた、それは一体純ロシア人は革命と云ふ様な事には不向きであつた。それは教育の不徹底と云ふか、知らしめざる方針によつてかは別問題として文学を解しないのが大多数であつて、日露戦争の時などは日本軍では兵卒一人一人に郷里から新聞が追迭された様だが、ロシア軍では幹部が一新聞を読むと、兵卒はその周囲に寄つて之を聞くのであつた。のみならず性質は純朴のが多く、辛抱強く、諦めが宜しかつた。有名なニチエウオーと云ふ言葉があつて"構ひません"と云ふ意味だが凡そ一日に何回か此の言葉を発言するであらう。筆者が甞(かつ)て露人と一緒に馬軍を駆つて雪融けの道を走つた時、行き違ひの自動車の爲にしたゝか泥をヅボンにかけられた。澁面(じゅうめん)を造つて汚れを見守つてゐると、傍らの露人が、ニチエウオー、暫くその儘にして置くと其の内に乾く、それから泥をををとすと容易にとれますぜと忠告した。其の時考へさせられたのは、露人の此の悠長なる性質こそ、帝政の圧迫にも、過激派の暴政にも堪え、運を天に委せ、神に信心して此の世を送る憐むべき愛すべき國民哉と感じた。であるから余程強烈な指揮者がなければ革命は起らないのである。 此の如き純朴なるロシア人に向ては商買は極めて容易である。悪辣なる方法を用ゐないで出來る。某大學の露語教授K氏は世にも稀な善良なる紳士であつたが、ロシア人相手ならば自分でも商買は出来る。甞て在露中相当に儲けたと述懐した。況んや生馬の眼を披く様な商買上手であり、且つ経典の公許によつて如何なる方法を問はず他民族の財産を回収するを天命と心得るユダヤ人に取りては、赤子の手を捻るよりも容易にロシヤ人の金を捲き揚げられる。ロシア農村より東に流れて來た露人の實際談を聞くに、ユダヤ人に居住の自由を許した地方では、村の中央で交通の便利の處(ところ)にユダヤ人は僅かに身を容れ、商品の外には寝臺(しんだい)と食卓を置くに足る位の小店舗を開き、日用必需の品物を考へて之を取揃へ、而も同族の援助によりて極めて安価に卸しを受け、他の店よりは格外の安売をする。村人は忽ち之に殺到して見る見る小店舗は発展し数年ならずして相當の成功を見て叉他に移動する。中には日曜礼拝の準備の爲土曜日に蝋燭その他の買入れに行くとユダヤ人は手をポケットに入れ、今日はユダヤ教の安息日であるから仕事はせない、必要丈持つて行き、そばにある伝票に書いて置くことを請求する。無學の農民は怪しげな筆跡で、例へば蝋燭一ダースと記入し去る。次に勘定に行くとマア余り小額だから纏(まと)めてと言ふ。終(つい)に半歳一年になつて請求を見ると一ダースの1はいつしか6とか10に改書せられ金高は豫想外に嵩(かさ)み抗議を申入れても承知せず、現金で払へなければ証書で可なりとして、金銭貸借の形式に替り、往々現金の用立てにも応じ高利金融業者となり、土地、不動産の抵当を要求して非猶太人の財産は加速度的にユダヤ人の手に移行する事が往々ある。是即ち帝政時代からユダヤ人には居住地域を指定し、以て無知な農民を保護するの止むを得なかつたのである云々 此はユダヤ人の露國に対する憤慨の種子であつて革命に訴へてもユダヤ人を全露の隅々まで解放せんとするに至つた一原因である。… … …(記事全文2,382文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)