━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年5月5日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 菅首相は5月に辞任するつもりで訪米していた。安倍と麻生が菅首相を降ろし、次の総裁選までの間を麻生が総理総裁をやり、続いて安倍が再々登板するシナリオを画策していた。しかし、訪米後に一転した。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、自民党二階派「志帥会」重鎮からの、政界トップ情報である。 実は、菅首相は、5月に辞任するつもり訪米していた。ところが、訪米に手ごたえを感じたのか、もしくはバイデン大統領から何かを言われたのか、菅首相は気持ちを一転させて帰国した。恐らく、任期ギリギリまで解散を引き延ばすだろう。総裁選を先にすることになると、厚顔無恥な安倍前首相が再選されてしまう。この流れでいくと、9月6日の解散になるのではないか。任期いっぱいギリギリまで解散を引き伸ばし、衆議院選挙の結果をみて、総裁選をするかしないかが決まるだろう。衆議院選挙で仮に議席を減らしたとしても勝てば、そのまま菅が続投することになる。 ただし、なんとしても、総裁選を先にしろと言い張る人たちもいる。安倍前首相と麻生副総理兼財務相がその筆頭だった。5月までに菅首相を降ろし、次の総裁選までの間を暫定的に麻生太郎が総理・総裁をやるという驚愕の話があったのだ。麻生再登板の後、9月の総裁選で、安倍の再々登板を支持してバトンタッチするというシナリオを、安倍・麻生が企んでいた。 解散の前に総裁選を先にしろという安倍・麻生サイドの流れに対して、二階俊博幹事長は、「野田聖子を総理にする」と言い出していた。それに対して安倍と麻生は、「二階の手には乗らん」と阻止すべく互いが利するよう悪巧みを考えていた。しかし、そのシナリオは、菅首相の訪米を境に立ち消えになった。しかし、訪米前はその話がかなり現実味を帯びて進んでいて、菅首相は危なかった。 つなみに、菅首相は、かなりの短気でかんしゃく持ちだ。今回は、東北新社の息子の火消しで、各方面に相当な額のカネを配った。だから、息子の問題は静かになった。野党もカネを受けとっており、それで野党の追及がピタッと止まっている。 今回の北海道・長野・広島の3選挙も、野党は勝った気になっているけれども、自民党は最初から捨てていたので織り込み済みだ。菅首相の進退には影響はない。二階は「柳に風」で、誰が何を言おうが気にしていない。… … …(記事全文3,744文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)