━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2012年11月27日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。板垣英憲の過去著書も連載します。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 文明史に挑戦している小沢一郎代表が、滋賀県の嘉田由紀子知事を間一髪のところでキャッチ、その狙いとは? ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報①〕 自民党の安倍晋三総裁が、「景気や国防軍」を声高に叫び、勇ましい「進軍ラッパ」を吹きまくり、福井県大飯原発を再稼働させた原発推進派の野田佳彦首相まで、「2030年代に原発稼動ゼロ」「脱原発」を叫ぶ妖怪変化ぶりを示し、この騒音に「反原発」の声がかき消され、すっかり影がかすんできていたところに、大衝撃が走った。滋賀県の嘉田由紀子知事が「脱原発」を掲げる新党を結党するという情報がバーッと広がったからだ。文明史に挑戦している小沢一郎代表は、これを見逃さず、素早くキャッチした。嘉田由紀子知事をつかんで繰り広げる新たなる総選挙戦略・戦術とは? ノド元過ぎれば、熱さを忘れるという言葉があるように、日本国民は、実に物忘れが激しい。総選挙の争点として最も重要であるはずの「反原発」の順位が、景気や国防軍問題などより下位に落ちている。「反原発派、危うし」と思われていた。 そこに、読売新聞YOMIURIONKINEが11月26日午後3時14分、「嘉田由紀子知事が党首?生活・脱原発合流へ調整」という見出しをつけて、以下のように配信した。 「『国民の生活が第一』(小沢一郎代表)と新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(共同代表・山田正彦元農相、河村たかし名古屋市長)は、脱原発の第3極勢力を結集する新党結成に向けた調整に入った。『みどりの風』(共同代表・谷岡郁子参院議員ら)にも参加を呼びかけている。原発再稼働に慎重な姿勢をとってきた嘉田由紀子滋賀県知事を党首に迎える案が出ており、嘉田氏の動向が焦点だ。嘉田氏は26日夕、記者団に対して態度を表明する予定だ。関係者によると、嘉田氏はすでに『脱原発』の河村氏らと東京都内で会談し、原発政策などをめぐって意見交換した。河村氏は、新党が結成された場合、嘉田氏に党首に就任するよう打診したという。嘉田氏は、党首に就任した場合でも知事を辞職しない考えという。周辺では、新党の名称を『日本未来の党』とする案が出ている。 脱原発の小泉俊明前衆院議員は26日朝のフジテレビの番組で、「別々の政党では、選挙戦は事実上できない。新しい党にひとつになるという方向を目指していきたい」と述べ、3党合流に意欲を示した。『みどりの風』の谷岡氏も同番組で、合流について 『連携の必要性がある』として、検討する考えを明らかにした」 ◆〔特別情報②〕 小沢一郎代表は、マスメディアには、嘉田由紀子知事と接触したことを否定したが、小沢一郎代表にごく近い筋の情報では、「会って、話を進めている」という。小沢一郎代表は、総選挙の公示日(12月4日)が近づくにつれて、争点が「反原発」からどんどん離れて行っていることに、強い警戒感を抱いていた。… … …(記事全文2,265文字)
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