━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2010年09月30日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。板垣英憲の過去著書も連載します。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.15 ─────────────────────────────────── 闘志の人、父・佐重喜 封建的な側面から見ても、また、資本主義社会で仰ぎ見られるブルジョア的角 度から見ても、小沢の家柄は、感嘆に値するようなものでは、決してない。はっ きり言えば、父・佐重喜の家は、水沢市袋町というところの水呑み百姓だった。 それが、東北において大きな政治的影響力をふるう現代の名家に上昇できたの は、ひとえに父の勤勉と努力にあった。 明治三十一年生まれの父は、小学校五年生を終わり、十二歳にして仙台の鍛冶 屋に住み込み奉公に出された。だが、勉学の志が強く、新聞配達や人力車夫を しながら夜間中学に通い、その後、東京に出て、旧制中学を卒業した。苦学し て日本大学夜間部を出て、弁護士試験に合格し、若くして東京市議に当選した。 戦後、四十九歳のとき衆議院選挙に出馬して初当選して以来、国政に参与した。 父にとって、小沢家を盛り上げる武器になったのが、弁護士という、一度取得 すれば終身資格となる国家資格だった。それをテコにして、父は、政治力を蓄… … …(記事全文1,358文字)
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