□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年3月10日第197号 ■ ============================================================= 安倍首相の外遊を許すようでは森友疑惑追及もそれまでだ ============================================================= 何度でも書いてき来たし、これからも書くが、今度の森友疑惑問題の核心は、安倍首相を辞任に追い込めるかどうかである。 もし野党共闘が安倍政権を総辞職に追い込むことが出来なければ、逆に安倍一強はますます進み、今度は逆に野党共闘が壊滅的な打撃を受けることになる。 文字通り森友疑惑問題の帰趨は、今後の日本の政治の行方がかかっている最大の政局問題なのである。 果たして野党にはそこまでの覚悟があるのか。 私が野党連合にその覚悟がないとはやばやと見限ったのは、野党が衆院であっさり予算案を通したからだ。 そして、きょう3月10日の読売新聞の記事がそれをだめ押ししてくれた。 安倍首相はドイツ、フランス、イタリアの歴訪に加え、ベルギーまで訪問する方向で最終調整に入ったという。 ただでさえ緊急必要性のない独仏伊外遊だ。 それに加えてベルギーまで追加するという。 いくら3月19日、20日の連休を使っての外遊だと言っても、その週はすべて外遊に費やされる事になる。 当然のことながら国会は開かれない。 たとえ開かれても、安倍首相不在の国会質疑など誰も関心はない。 こんな外遊を野党は認めたのだろうか。 あるいは、これからの国会対策与野党協議で、野党は認めるのだろうか。 野党が安倍首相の外遊に異を唱えているという話は聞かない。 このまま安倍外遊が当然視されるようでは、野党の森友疑惑追及も、しょせんそれまでだということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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