□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年9月7日第687号 ■ ============================================================ 「東京補選は若狭議員で決まり」の意味するもの ============================================================ どうやら10月23日投開票日の東京10区補選は、若狭勝衆院議員で決まりのようだ。 きのう若狭議員と二階幹事長が会談して自民党公認候補になることで合意が見られたからだ。 この、若狭議員の補選出馬決定の意味するものはなにか。 これで野党共闘に勝ち目はなくなったということだ。 ただでさえ、民進党と共産党の野党共闘に黄色信号がともり出した矢先だ。 そのうえ若狭候補が立候補すれば、たとえ野党が共闘しても、勝てる候補者を見つけることは至難のわざだ。 小池百合子はここでも野党共闘に立ちふさがる最大の天敵のごとくだ。 しかし、私が注目するのは小池百合子と野党共闘の天敵関係ではない。 小池百合子と安倍自民党の関係である。 はたしてこれで小池百合子と自民党の関係が修復されるのか。 もしそうなら小池新党はない。 憲法9条新党が小池新党と戦うことはなくなる。 しかし小池百合子が自民党に復党しても、小池氏が安倍政権を容認する事にはならないだろう。 つまり小池氏の自民党復帰は、安倍総理の任期延長に反対し、自民党内に新たな勢力をつくる布石となる可能性が高い。 その場合、新党憲法9条が競い合うのは安倍自民党ではなく、小池自民党に違いない。 どっちに転んでも、新党憲法9条にとって相手に不足はない。 安倍自民党と新党憲法9条は永遠の天敵関係であるが、新党憲法9条と小池自民党であれば、小池自民党を新党憲法9条が正しい方向に変える事が出来る可能性も出てくる。 いずれにしても新党憲法9条はますますその存在意義を高めることになる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)