□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年8月15日第626号 ■ ============================================================ 新党憲法9条構想の実現に向けて活動を再開する(4) ============================================================ 私が新党憲法9条を実現する覚悟を固めた最大の理由は天皇陛下の生前退位の言葉の衝撃だった。 しかし、もう一つの大きな理由がある。 それが東京都知事選をめぐる3候補の戦いと、その結果としての小池百合子候補の圧勝だ。 もしあの時、自公が担いだ増田候補が勝っていたなら、安倍自民党の一強支配はさらに強固になり、野党は限りなくなくなる。 もしあの時、野党共闘が担いだ鳥越氏が勝っていたら野党共闘が勢いづく。 どちらの結果になっても、私が新党を立ち上げる余地はなくなる。 ところが、既存の政党から見放された小池百合子氏が勝った。 しかも圧勝した。 その最大の理由が既存の政党に頼らずに戦った小池百合子氏への共感であったとすれば、まさしく私のいうあらたな政治の始まりである。 そこで問題になるのが、小池氏の政治信条である。 小池氏は日本会議のメンバーであるとか、核武装論者であるとか、とかく彼女のこれまでの右翼・愛国的言動が問題視される。 もしその考えが変わらないのであれば、小池百合子の将来はない。 なぜなら安倍政権の補完勢力になることはあっても、真の対抗軸にはなり得ないからだ。 安倍政権の対抗軸でなければ、これからの政局の主導権を握る事は出来ない。 しかし、もし彼女が過去の言動と決別し、あるいは決別しないまでも、過去の言動を封印し、野党共闘が掲げるような政策に理解を示すなら、その時こそ、ポスト安倍の最有力勢力になる。 すでに私は小池氏にもっとも近い人物を通じて、私の意見を伝え、面談の要請を伝えている。 超多忙な小池氏のことだから、いますぐ面談はかなわないであろうが、五輪の閉会式から帰国してきたら、そのうち必ず面談できると思っている。 彼女が私の意見に耳を傾けるようなら、私の新党憲法9条の構想を伝え、共闘を働きかける。 彼女が大阪の橋下徹や名古屋の河村たかしと右翼的な地域政党で連携するなら、その時こそ対抗勢力としての新党憲法9条の必要性がいや増す。 小池百合子の東京都知事選の圧勝は、私が新党憲法9条を現実のものにしようと覚悟を決めたもう一つの大きな理由だったのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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